島旅をしていると、似たような名前の島に出くわすことがある。たとえば「大島」「黒島」「高島」など。そんななか「あいのしま」という名前の2つの島を1日で制覇したので、ここにメモしようと思う。
藍島(あいのしま)@北九州市小倉北区
JR小倉駅からすぐのところにある、小倉港から35分くらいのところに位置する島。途中、「馬島」というところにも立ち寄るフェリーだった。
フェリー会社のウェブサイトによると、ここが藍島である理由として以下のものが挙げられていた。
- 東西北部からの船がちょうどここで出会う場所であったことから「相会する」という意を取り入れた
- 織布等に使われる植物「藍」がこの地で盛んに栽培されたことに由来する
あくまでも「説」ではあるが、漢字だけみたら二番目だよなぁ。
飲食店は島にはない、という情報だったので、お昼ご飯は小倉駅で購入して持ち込んだ。まずは、島の最北端の「千畳敷」というところまで歩くことにしたのだが...猫よりも気になったのは、「カニ」。これ、何のカニなんだろうか。しかも、地面の色によってカニの色が違う...夥しい数のカニが、人の足音を聞くや否や道路の端っこによけていく。けっこう怖いものがあった。
千畳敷はこんな感じ。他にも遺跡があるみたいだった。
猫は大量にいるというよりは、数匹が物おじせずに歩いている感じだ。余程大切にされているのだろう。耳が切られているのに気がついたが、これは去勢されている、というお印みたい。船の待合所にも我が物顔の猫たちに占拠しており、人間の方が肩身の狭い感じではあったかな。窓からも猫が入ってきたのには少し驚いた。地元の人は、船を待ちながら慣れた手つきで猫を撫でていた。
相島(あいのしま)@福岡県新宮町
こちらの相島は、新宮港という、JR福工大前駅からバスで20分くらいいった港から行った場所にある。
相島は、鎖国中の江戸時代に「朝鮮通信使」の接待場所として使われていた島らしい。ハイキングコースや食堂、相島積石塚群という遺跡なんかもあるので、半日くらい楽しめそうな雰囲気だ。
それにしてもこの島、猫の数が夥しい。藍島とは桁違いだ。観光客は、ちゅーるで猫を呼び寄せて、地面に座って猫に囲まれたりしていた。なんだかすごいな...こっちのほうが猫の島感はすごい。
二つの「あいのしま」 のうち、猫ととにかく戯れたいというのであれば、猫の数がとにかく多い「相島」の方がおすすめだ。ただ、私が一番興味を持ったのは、「藍島の盆踊り」というもの。確かに存在するはずなのに、動画とかが見つけられないのだ。これは興味深いな。
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