[福岡・離島めぐり 8 days]世界遺産、宗像大島+猫の島、地島を探検。

ひょんなことから、そしていつからか、「どこに行ってもできるだけ離島を目指してみよう」と思った。そこで今回行ってみたのが、福岡県で一番大きな島、宗像大島だ。(世の中は大島だらけなので、宗像大島、と呼ぶのがわかりやすい)。2017年に世界遺産となった「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群」に大島が含まれていることもあり、人気のある観光地に違いない。博多の駅から、JR鹿児島本線の「東郷駅」まで30分ほど。そこから、「神湊(こうのみなと)波止場」までバスで20分行くと、フェリー乗り場に着く。
宗像大島.com [宗像大島のこと調べてみよう]

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せっかくだから、宗像大社辺津宮)にも行ってみることに。ほんの一瞬だけだったが、敷地がべらぼうに広かったのが印象的であった。時間があまりなかったので、御朱印だけゲット。もっと世界遺産を効率よくまわるなら、きっとこんなオフィシャルサイトをみたほうがいいのだが、今回の目的は世界遺産というより離島なので、これでよしとしよう。
www.okinoshima-heritage.jp

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午後の神湊港渡船ターミナル発の旅客船というので大島に向かった。フェリーに乗るより10分の時間短縮。

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宿がたまたま「沖津宮遙拝所」のすぐそばだったので、少しお参りしてこの日はそれでおしまい。フェリー乗り場から沖津宮遙拝所まで歩いても15分くらいの距離のような気がしたが、まあとにかく何もないエリアだ。もう宿に引きこもるしかない、という感じだった。この島の宿泊は、可能ならフェリー乗り場周辺もしくは食事付き宿が良いのではないか。

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翌日は朝から「夢の小夜島」というところへ。「かんす海水浴場」の中にある島で、塩が引いていると歩いて渡ることができた。室町時代連歌師飯尾宗祇の「筑紫道中記」に出てくる場所でもあるみたいだが、その歌をみただけでは「小夜島」がどのように出てきていて何のことやらよくわからなかった、粋というものを解さぬ自分。そして、その横の、日の出がきれいにみえるスポットにも何か名前がついていたような。まあいいか。素晴らしい景色の場所だった、ということだけは記憶に深く刻まれた。なお、後日調べたところ、"干潮時だけ現れる「海の道」を一緒に渡れば恋愛が成就すると言われており、恋のパワースポット"とのこと。そういうことなのか。ひたすら景色に感動してしまって、何のお願いごともしなかった上に、干潮時に表面に出てきた苔で滑って腰を打った。こりゃだめだ。

ちなみに、午後の満潮時の風景は、こんな感じ。大島のモン・サン・ミシェルだな。
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次に向かったのは、「カナディアンキャンプ大島牧場」というところだ。風車展望所・砲台跡という観光地の近くに位置しているのだが、何がすごいって乗馬の心得さえあればその観光地を馬の上から眺めることができるところ。馬の背中の上という、普通に歩いて観光するのとは全然異なる視点が得られ、お殿様になったような爽快な気分を味わうことができる。コスモス畑も堪能した。ちょうど満開だったのか。

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お昼ご飯は「壽や 三郎 」というところで、具がたっぷりのった海鮮丼を。親子経営という感じで和気藹々のお店だった。
tabelog.com


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旅の最後は「宗像大社中津宮)」というところにて。宗像三女神のうち一女神が祀られているそうだが、やはり七夕伝説が伝わる天野川が流れていることの方が印象に残ってしまった。しかも、織姫神社と牽牛神社まで、天野川を挟んだ対岸にあるからわかりやすい。
ちなみに宗像三女神とは以下の女神を指すが、沖ノ島は女人禁制、現在も神職の方以外立ち入れないようなので、沖津宮遙拝所にいった私はすべての女神様に祈りを捧げたと考えていいのだろうか。女神様、私、やりました。
沖津宮沖ノ島) - 田心姫神(たごりひめ)
中津宮(大島) - 湍津姫神(たぎつひめ)
辺津宮(田島-島ではなく地区) - 市杵島姫神(いちきしまひめ)

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大島を散歩コースとして楽しむには、このガイドがいい。「オルレ」というのは韓国、済州の言葉で「通りから家に通じる狭い路地」という意味らしく、九州でもこの言葉を借りて「オルレコース」というハイキングコースが九州全体で複数設けられているようなのだ。
kyushuolle.welcomekyushu.jp

大島の知識はこのサイトが良かった。数字で大島を知るのにおすすめ。


今回の旅は、「さまざまな島を制覇する」という目的を課していたため、大島から神湊港渡船ターミナルに戻ったら、乗り換えてすぐにお隣の「地島(じのしま)」というところにも行ってきた。滞在時間数十分。牧神社という、白浜渡船場から一番近い神社にだけ寄り道をしてすぐに帰りの船に飛び乗った。一番印象的だったのはフェリー乗り場を我が物顔で移動する猫たちだったりしたのだった。一応、調べてみると、椿油と猫が有名な島、ということみたいだ。山や展望台もあるので、もう少し時間があれば、椿の時期にハイキングするのもまたいいかもしれないね。
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島民たちにも可愛がられている様子の猫が、港で戯れており、乗船後飽きずに眺めていられた。