表題のライブに行く機会を得た。これはJ-Waveが主催する「都市フェス」と銘打ったイベントで、3連休の期間、国立代々木競技場周辺にてライブと出店が並ぶ、というものだ。イベント名が横文字ばかりでオシャレすぎて、まさかフェスのようなものだとは思わなかったが、行ってみると本当にフジロックのようなイベントではあった。屋台も、エシカルストア、日本酒、パン、カレーなどの人気になりそうなテーマが多数。私が行った日は、日本酒ブースが大人気だった。
私が選んだステージは初日17日のセカンドステージ。出演者のうちの2グループ、ASIAN KUNG-FU GENERATIONとレキシがみたかった。その他、Creepy NutsとKick the Can Crewが出ていた。会場は、代々木第一体育館の両端にステージが作ってあり、出演者は交互に登場する。アリーナ席にいる人たちは、好きな出演者が出てきたらそのステージに方に近寄ってライブを楽しめる。私はスタンド席だったので、両方のステージのちょうど真ん中あたりの位置で、ふたつのステージを俯瞰するような形で鑑賞した。
Creepy Nutsは、初めて知った...と思ったが、フリースタイルラッパーR-指定が所属するグループとは知らなかった。彼のラップバトルはYouTube等で目にしており、呂布カルマとのバトルは印象的だった。生音もすごく声が綺麗でよかったです。
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KICK THE CAN CREWは、さすがに私も知っているヒップホップの大御所グループだったが、まさかKrevaさんのグループとは知らなかった。ちょっと観客の煽り方はあまり好きなタイプではなかったが「あがってんのーさがってんのー」という歌詞の名曲「マルシェ」がきけてよかった。三人の声がそれぞれ特徴的で、グループでもいる意味があるグループだと思った。Krevaの声が断然好みではあるが。
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そして、この人をききながら、なぜかスチャダラパーのことを思い出していた。もう20年以上前だと思うと時の経過にゾッとするけれど、当時はジャパニーズヒップホップがものすごく流行っていて、このゆるさが大好きだったんだよなぁと余韻に浸っていた。
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アジカンは、もうオープニングからテンションあがった。「Re:Re:」は一番好きな曲で、昔はよくテンションを上げるのに使っていたのだ。
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ニューアルバムを出したところだったと思ったが、「ソラニン」「君という花」「リライト」などクラシックな曲をけっこうやってくれたのがよかったな。これらの曲もすべて20年くらい前のものだと思うとけっこうげんなりするけれども。
そしてレキシ! 池ちゃんの姿はタモリ倶楽部なんかでたまに目にしていたのだが、一度ライブに行ってみたかったのだ。ウクライナ国旗色の袴に身を包んだ池ちゃんがクラシックな曲をたくさんやってくれたのもよかったし、会場の盛り上げ方も好感度が持てた。ちゃんと前に出演したアーティストをつないでくれて、電気がつく稲穂グッズを客につけたり消したりさせながら、アジカンのリライトの歌詞「消してーーリライトしてーー」を歌ってくれたり、「あがってんのーさがってんのー」を歌ったり。「狩から稲作へ」が聴けたのもよかったな。一番テンションがあがったのは、「きらきら武士」が出てきた時。
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さんざん盛り上げてきてアンコールまで出てきて年貢納めちゃうんだから、さすがだと思った。
J-WAVEのイベント、よく知る音楽を聴くだけでなく新たな出会いも作ってくれたことに感謝。もう少しフェスであることを全面に出して、来年以降もますます盛り上げて欲しいと思った。公式サイトにセットリストが書かれているので、こちらもぜひ。
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