2011年にミト・ロフラーMito Loefflerが亡くなったことを契機にはじまった、"Festival de Jazz Manouche de Zillisheim"。ツィリスハイム・マヌーシュ・ジャズ・フェスティバルとでも訳そうか。第3回目となる今年は、6月12～15日まで開催された。第二回目よりも1日長い開催！ 昨年は2,500人の来場があったそうで、決して便の良い場所ではない土地でのジャズフェスにしては、人気なのだろう。
よくこういったフェスにあるようなマスタークラスだけでなく、ニューヨーク大学から民俗学の教授を招いての、マヌーシュ音楽に関するレクチャーや、初の試みとして、若手演奏者発掘のためのコンテストなども行われた模様だ。
もちろん、出演者も豪華である。Ninine GARCIA、Yorgui LOEFFLER、Marcel LOEFFLERにFERRE兄弟、Dorado SCHMITTの息子Amati SCHMITT、そしてLes Doigts de l'Homme（LDDLH）まで！
また、地元テレビが、今回のフェスの様子を紹介しており、そのなかでミト一族の演奏を少し観ることができる。ドルノ・ロフラーDorno LOEFFLERというのは、お兄さんか、弟か…？ そして、ミトの息子であるZaitiとFlecoも出演している。
消えゆくフェスティバルもあるなかで、このフェスティバルには未来がある気がする。来年の開催が楽しみだ。いつか行けることを願いながら。
Festival Jazz Manouche - Accueil
本フェスの過去のポストはこちらをご参照ください。
第二回！ Festival de Jazz Manouche de Zillisheimの開催 - 空間Annex
Festival Jazz Manouche de Zillisheim 〜Mito Loefflerを偲んで - 空間Annex
R.I.P. Mito Loeffler! ミト・ロフラーが逝去 - 空間Annex
