ZillisheimからMulhouseへ。フランス、アルザス地方で行われる第4回ジャズ・マヌーシュフェスティバル

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6月といえば、どうしてもサモワ・シュール・セーヌのジャンゴ・ラインハルトフェスに注目が集まりがちだが、実はアルザスでもマヌーシュ・ジャズ満載のフェスティバルが行われている。2012年、ミト・ロフラーMito Loefflerが2011年に亡くなったことをきっかけに、アルザス地方のツィリスハイムZillisheim始まったこのフェスティバルは、今年は場所をミュルーズMulhouseに変えて、無事に4回目が開催されたようだ。
開催が週末であること、また、ミュルーズのシテ・ドゥ・トランCité du Trainというコンサートにぴったりな施設で開催されていること、さらにミュルーズというアクセスが良い場所で開催されたということは、このフェスティバルが長く続いていく好要因になると思う。4時間のマスタークラスが80ユーロ(コンサート入場料と昼食込み)というのも、ギタリストにとっては破格の値段ではないだろうか。
コンサートは通常価格15ユーロ、そして、ミト・ロフラーの血縁である息子のザイティZaïtiとフレコ・ラフェルタンFleco Lafertin、そしてミトの兄弟でザイティとフレコの叔父にあたるドルノ・ロフラーDorno Loefflerのコンサートは初日に無料で観られるのが良い計らいだと思った。www.festivaljazzmanouche.org

このニュースに出てくる、二人羽織のようなギター演奏、すごいな…。

本フェスに関する過去のポストはこちらへどうぞ。
Festival Jazz Manouche de Zillisheim 〜Mito Loefflerを偲んで - 空間Annex
第二回! Festival de Jazz Manouche de Zillisheimの開催 - 空間Annex
ミト・ロフラー追悼のマヌーシュ・ジャズ・フェスティバル、3回目の開催! - 空間Annex