"Swing en VO"が仏ヴァルドワーズ県で仕掛けた豪華マヌーシュ・ジャズライブ!

"Swing en VO"というイベントを見つけた。VOって何のことだろう…と調べてみると、ダブルミーニングなようだ。つまり、Val d'Oise、フランス、イルドフランスのヴァルドワーズ県を指したV.O.、そして、オリジナルバージョンVersion Originale、という意味のV.O.らしい。
この団体"Swing en VO"の創始者は、ジャンゴ・ラインハルトDjango Reinhardtの精神を引き継いで、地元のヴァルドワーズ県にてフランスらしいスウィングのプロモーションをしよう!ということで、このイベントを始めたとのこと。そして、なんと今年2月5日に行われたイベントでは、大物ギタリストビレリ・ラグレーンBireli Lagreneとワワウ・アドラーWawau Adlerのライブ実施にこぎ付けたようなのだ。前座には、セバスチャン・ジニオSebastian Giniauxとジェレミ・アランジェJeremie Arrangerも出演したとか。団体設立から1年少しで、素晴らしい飛躍ではないか。ここにライブの模様が少しわかる動画がアップされていた。

このライブ、盛り上がること間違いないでしょう…。しかもよくみたら、その脇にいるのはノエ・ラインハルトNoe Reinhardtではないか。ベースには、普段からワワウと共演しているベーシスト、ジョエル・ロッヒャーJoel Locherの姿も。このジョエルさんは過去以下のライブで来日している。これでライブフィーは16~23ユーロとのこと。なんというお得感だ。

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やはりギターで参加しているクリストフ・ラガーヌChristophe Laganeは、本団体の代表でありイベントの主催者、さらにギター職人でもある。現在、自身の故郷であり、多くの画家が育ったことでも知られる、ヴァルドワーズ県のオーヴェル=シュル=オワーズAuvers-sur-Oiseにてギター工房を運営している。Webサイトをみる限りでは、デザイン的に優れたギターも制作しているようだ。こんなに大物を招聘できたのは、彼のギター職人としての知名度のお陰なのだろうか。今度この人物のことを調べてみようと思う。
Guitares Lagane - Luthier