BBC2で放送していたらしい"The Choir"という番組がとてもよい。これは、 Gareth Malone（ギャレス・マローン）という自身も歌手である合唱が大好きな合唱指導者（アニメーター）が、歌にあまり縁のないようなところで合唱指導をする、というものだ。第1シリーズでは、ギャレスがレスター(Leicester)にあるLancaster Boys schoolで合唱部を設立し、歌に縁のなかった生徒たちを指導、ロイヤルアルバートホールで歌うところまでに持っていく、というものだった。
第2シリーズで、ギャレスはロンドン郊外のサウス・オキシー(South Oxhey)という町で合唱団を結成し、歌うことに縁のなかった町の人たちを指導していた。観るからに労働者階級っぽい人たちがどんどん歌にのめりこんでいく姿はなかなか見ごたえがある。
http://www.bbc.co.uk/sing/choir/about.shtml
第3シリーズも進行中らしいので、要チェックだ。本気で気になるなら、ギャレスのTwitterをフォローするのもいいかもしれない。
http://www.garethmalone.com/index.php
なお、個人的に、英国でThe Choirといえば、Kop Choirだと思っている。そう、Kopといわれるリバプールサポーターたちの合唱だ。リバプールは、サウス・オキシーなんかに近い雰囲気だと思うので、ギャレスが指導したらうまくいって、試合の時の大合唱が美しくなったりするかな、とちょっと妄想してしまった。もっとも、Kopの一体感はもう十分備わっているので、今さら合唱指導に頼る必要ないのだろうけれども。
