ビレリ、ローゼンバーグトリオ、ワワウ・アドラーが出演。Festival Jazz à La Petite Pierre


2011年8月5日〜15日にかけて、フランスのアルザス地方バ=ラン県にある小都市La Petite Pierre(ラ・プティット・ピエール)で行われたジャズ・フェスティバルFestival Jazz à La Petite Pierre。
観光名所がたくさんあるアルザス地方だが、そのツアールートにはまず組み入れられない地名でもあり、「それどこ?」という感じだが、StrasbourgやSaverneよりさらに北、バスでも使わないと辿りつけない場所だと思われる。観光案内をみても、観光名所としてお城や自然、それにルネ・ラリックRené Laliqueの美術館くらいしか見当たらないのだが、この場所で、実は大きなジャズフェスをやっていた。しかも、例年10,000人の来場者を数えるらしい。開催は今年で第9回目、そして、出演者が豪華なのには驚いた。
Au grès du JAZZ
何せ、パリのジャズクラブで演奏しているミュージシャンが目白押しなのだ。Youn Sun NahにBallaké Sissoko & Vincent Segal、Jacky Terrasson TrioにAhmad Jamalなどなど。
そして、マヌーシュ・ジャズ好きにとって垂涎ものの今年の出演者は、ドイツ系のジプシーギタリストWawau Adlerとお馴染みのアコーディオン奏者Marcel Loefflerのデュオ、それにThe Rosenberg TrioとBireli Lagrèneのグループも出ていた。
そして、ほら、さっそく動画が上がっている。ビレリ・ラグレーンの横顔をくっきりととらえた映像だ。

こんなオープンエアの環境でこの音楽が聴けるなんて、羨ましい限りである。かなり前に、そしてマヌーシュ・ジャズにまったく興味がない時代にストラスブールに住んでいたことがあるが、当時このフェスのことを知っていたら、絶対に出向いていたと思う。
来年はこのフェスが始まって10周年。もっと豪華なアーティストの出演も期待できるかもしれない。もちろん、マヌーシュ・ジャズ系のアーティストもね。