HOT CLUB de FRANCEってまだあるんだ!

今、手元にあるCDを少し整理しようと思い、マヌーシュ・ジャズの新作・旧作CDを集中的に聴いている。パッケージを包んでいるフィルムを捨てようとふと目をやると、こんな字が目についた。"Grand Prix HOT CLUB DE FRANCE 2011".

HOT CLUB DE FRANCEといえば、1932年にフランスのジャズ評論家ユーグ・パナシエHugues PANASSIÉが設立した、ジャズ愛好家集団であり、のちにシャルル・ドゥローネCharles Delaunayとジャンゴ・ラインハルトの才能を見出し、ホットクラブ五重奏団の成功に貢献した…(ってそれなりに本を読んでもなおウロオボエですが)まあとにかく、ジャズの権威という雰囲気がある、あの団体だよね?
過去のものだと思っていたら、未だに存在すること、そして、未だにディスク大賞(Prix du disque)やらジャズ本、映像の優秀なものにも賞を出していることに驚いたのであった。
ちなみに、そのHOT CLUBグランプリを獲得したのは、Steeve Laffont氏。1936年以降、どんな作品が受賞していたのかは、すべて以下のサイトにアーカイブされている。
Prix du disque
本当はSteeve Laffontについて調べようと思ったのに、予想外の場所でひっかかりが生じてしまった。今日は久々にこれを聴いて出掛けよう。