…昨日の続きだが、"Swing for Jess"というアルバムがその歴史あるHOT CLUB de FRANCEのグランプリをとったらしい、Steeve laffontというギタリストのことが知りたかったのだった。しかし、自ら経歴を披露している様子はない。また、Webサイトも簡単な検索では見当たらない。当然Wikipediaにも載っている様子はなし。
最新作は2010年、"Live in Marciac"に出演した時のものなのだが、このフェスに出演するということは、間違いなくある程度知名度のあるギタリストのはずなのだ。
そこで、便りにしているDjangoStationというマヌーシュ・ジャズのアーカイブサイトをのぞいて、Steeve Laffontスティーブ・ラフォンの経歴をみてみた。
フランスはペルピニャン育ちなものの、イタリア・ピエモンテ州のジプシー(いわゆるシンティ・ロマ)の音楽一家の出身らしい。音楽一家という環境が成せる業か、6歳でピアノ、9歳でギターをさわりはじめたが、このギターに熱中してどんどん上達し、家族や大物ミュージシャンたちの演奏を開始するようになり、今に至っているらしい。
年齢もわからなきゃ、リーダーアルバム情報も詳しくはよくわからない。アーカイブをみる限りでは、2005年に出ているアルバムが初なのだろうか。
このアルバムリストをみて、我が家にも"Latchès"という彼が参加しているバンドのアルバムがあったことを思い出した。このアルバムと出会った時は、まだギタリストのYorgi Loefflerしか名前を知らなかったのだった。
La Chope des Pucesにて、この"Latchès"名義のセカンドアルバムに参加したChriss Campionと共演している動画があった。すごーくいい雰囲気だ。こんなライブが観てみたい!
ちなみに、Chriss Campionといえば、La Chopeオーナーの息子でもある。というわけで、マルセルパパも、映像にちらりと出てきます。