いわゆるvarieteヴァリエテのことをフレンチポップスと訳していいのだろうか。そのあたりのルールはよくわからないけれども、とにかく、パリ生まれ、ブザンソン育ち(!)のギョーム・アルデベールGuillaume Aldebertという歌手が、マヌーシュ・ジャズに挑戦している。そのアルバムタイトルは、"J'ai 10 ans"。タイトルは「私は10歳」といった意味だが、アルデベール氏が歌手活動をはじめて10年経ったからこそつけたタイトルのようだ。
このアルバムには、いわゆるマヌーシュ・ジャズが5曲ほど入っている。以下で試聴してみたが、たしかにマヌーシュ・ジャズっぼいね、これは。雰囲気的には、Thomas Dutroncみたいな感じかな。
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このアルバムの、マヌーシュ・ジャズ部分のレコーディングについては、"Aldebert en Manouche"ということで、そのメイキング映像がある。
途中でへなちょこMinor Swingが出てきたり、出演者の名前を紹介する字幕にStephan Neidhardtと入れてみたり、(その他の人も、なんだか聞き覚えある名前になっています)、とにかく、ジャンゴへの愛を感じる。ギターと過ごす時間が長くなっていくと、一度は挑戦してみたくなるのだろうか、マヌーシュ・ジャズというものは。
なお、彼の"J'ai 10 ans."のコンサートツアーは、サーカスを駆使した幻想的なものだったらしい。そのサーカスの場面でマヌーシュ・ジャズが演奏されたのか、されたのなら、どのようなビジュアルとともに演奏されたのか、とても気になるところだ。10月末には、ニューアルバム"Les meilleurs amis"が出るとか…そもそも日本で売られているのかしら? チェックしてみようと思う。
追記;ちなみに、字幕の名前はすべて本名なんですって。勝手にグラッペリとジャンゴとその他の名前を合わせた名前かとばかり思いました…失礼!