Gleeなんて目じゃない。スロヴェニアのコーラスグループPerpetuum Jazzile

昨日、仲間内と80年代の音楽の話で盛り上がった。とくに洋楽が好きそうでない人が実は詳しかったりするとびっくりする。彼女は何とPet Shop Boysのファンクラブにも入っていたとかで、当時の音楽で一通り盛り上がったのであった。
私の脳内もすっかり80'sモードとなり、かの時代の聴きたい曲を探して見つけたのが、この動画だ。TOTOのAFRICAを斬新なアレンジで演奏している。

この人たち、何者なんだろう。調べてみたところ、1983年にスロヴェニアで設立された、歴史あるコーラスグループであることが判明した。てっきりGleeを後追いしている米国のグループかとばかり思っていた。Perpetuum Jazzileは、2001年にディレクターが変わったというが、そこで、自国の曲だけでなくレパートリーの幅を広げるなど、方向転換したのだろうか。今年はワールドツアーもやったとかで、ますます知名度が上がってきているのかもしれない。
80年代ソングは、Van HalenMichael Jackson、Bee Geesなどもカバー。またボサノヴァでもMas que NadaやCorcovadoなど、そして、ジャズではMy Romanceに、Blue Rondo A La Turkまで。よくバイオリンの速弾きなどで用いられる「くまんばちの飛行」でその技量がよくわかる。もちろん、スロヴェニアの曲も演奏しているようだ。アカペラもしくはピアノ伴奏付きのパターンでの演奏が見られた。
個人的には80年代もいいのだが、"Joyful, Joyful"を映画「天使にラブソングを2(Sisters Act 2)」バージョンで忠実に再現しているところがイイ。

なぜかって。単に私がものすごく大好きなバージョンだから。今後のレパートリーを楽しみにしています。