2001年1月、つまり10年以上前に発行されたジャズ批評106号を読みだしている。たまたま、シルヴァン・リュックSylvain Lucのインタビュー記事を見つけてしまったためだ。取材は田村恵子氏と岡村豊樹氏によるものである。
読んでみると、当時ちょうど出たビレリ・ラグレーンBireli Lagreneとのアルバム"Duet"について話をふられたシルヴァンが、ビレリのことを話しているではないか。
- アーティスト: Sylvain Luc & Bireli Lagrene
- 出版社/メーカー: Dreyfus
- 発売日: 2000/01/17
- メディア: CD
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このアルバム、すごく好きで愛聴しているのだが、なんでも、共演が実現したきっかけは、ビレリがシルヴァンのことを「今もっとも注目のギタリスト」とインタビューで語ったことがきっかけだったとか。その一年後、思い切ってシルヴァンからビレリにアプローチした結果、このアルバムができあがったというわけ。シルヴァンがジャンゴを知ったのも、実はこのアルバムが完成する数年前だったということを語っていた。
ちなみにビレリは日本が好きで、和食が好きだとか。ファンとしては、またの来日を心待ちにしておこう。それまでは、2000年のJazz in Marciacの動画でも観ておくか。すばらしい。お、久々にこのアルバムも引っ張り出して…って、あーあ、これじゃいつまでたっても掃除が終わりそうにないね。