なぜジャンゴの動画がここに?

フランスが好きでも、ジャンゴ・ラインハルトの音楽、あるいはマヌーシュ・ジャズを知っているとは限らない。私は、やはりこの音楽の名手がたくさんいるというアルザスはストラスブールにいたことがあるが、当時はまったくその存在に気がつかなかった。そして、フランス文化のプロである(先生、ざっくりとした表現でごめんなさい)我が師匠も、毎年パリに通っていらっしゃるのに、この音楽を知らなかったそうだ。そのお方もすっかりジャンゴ・ラインハルトがお気に召したようで、マヌーシュ・ジャズ関連情報を気にしているようだ。
さて、その先生から、こんな情報が来た。
「ル・モンドのWebサイトにジャンゴの動画が載っているの!」
それ自体は不思議ではない。1月23日はジャンゴの誕生日だし、それに関連付けて話題があっても不思議はない。不思議なのは、その動画が掲載された記事が少しもジャンゴと関係ない、ということなのだ。
何の記事って? 全豪オープンでジョゴビッチがナダルを打ち負かした、という記事。
Open d’Australie : Djokovic terrasse Nadal au bout du suspense | Balle de break
うーん。理解に苦しむ。記事をみたけれども、ジャンゴはもちろん、この動画で演奏されているブラジルに関連する情報すらないのだ。もしかして、実は親戚とか? まさかね。それとも、DjangoとDjokovicでスペルが似ているから、動画が選ばれてしまったのか?
まあ、この動画の素材になっているジャンゴのイラストがけっこうおしゃれだったりするので、これはこれでいっか…。