アルベルト・ベーリョAlberto Belloという、自身もギタリストとして活躍しているスペインの方が、スペインにてマヌーシュ・ジャズギターの教則本を出したらしい。
アルベルト・ベーリョはバルセロナの音楽学校を卒業後、カタルーニャで音楽の高等教育を受けたそうだ。現在は教師として、またマヌーシュ・ジャズのギタリストとしてもご活躍中。そんなキャリアと、マヌーシュ・ジャズへの愛の結晶がこの教則本に詰め込まれていることだろう。
ところで、バルセロナでもマヌーシュ・ジャズが聴いたり習ったりできるのか…と不思議に思ったのだが、アルベルトの貢献により、今はマヌーシュ・ジャズを楽しむ環境が整いつつあるらしい。
彼のマヌーシュ・ジャズ熱がどんなにアツいものなのか、以下に挙げてみたいと思う。
- Festival Django L' Hの開催(2010年~)
- Association of Musicians and Fans of Manouche Jazzの設立者兼代表者
- School of Music & Arts center (L'Hospitalet de Llobregat)のマヌーシュ・ジャズ部の授業コーディネーター(ちなみにこのクラス、新設されて10年も経っていないのに実績をだしはじめ、2010年には生徒たちによるCDがリリースされたらしい)
- ジャムセッションのコーディネーター(Pipa Club@Barcelona)
- Day of Manouche Jazz at the Parc de la Ciutadella(@Barcelona)の開催
(なんと3,000人も参加したとか。ローゼンバーグトリオも出演した)
- マスタークラスの講師
どうです、マヌーシュ・ジャズへの気持ちあふれる活動の数々。ジャンゴ系の音楽を楽しめるフェスFestival Djangl L' Hは気になるので、調べてみようと思う。
もしもスペインはバルセロナでマヌーシュ・ジャズを楽しみたいのなら、Pipa Clubははずせない。こちらのイベントスケジュールを参考に、ぜひ訪れてみたいものだ。
Barcelona Pipa Club