スペイン唯一? ジャンゴの音楽にフィーチャーした音楽フェス "Festival Django L'H"

Festival Django L'H 2013
今とても気になるマヌーシュ・ジャズのフェスティバルがある。スペインはカタルーニャ地方第二の都市、バルセロナ県のロスピタレート・デ・リョブレガートL'Hospitalet de Llobregatで行われる、 Festival Django L'Hだ。"Django L'H"をなんと読ませる気だろう。ジャンゴ・ラチェだろうか。(スペイン語ってジャンゴのDも発音するのかな?) とにかく、その名前からも推察できるだろうが、実際にマヌーシュ・ジャズにどっぷりひかれるフェスティバルである。
今年で4回目の開催、フェスティバル主催者によれば「スペイン初、そしてスペイン唯一のジャンゴ・ラインハルト、・フェスティバル」とのことだ。過去にもブラディ・ウィンテルステイン・トリオBrady Winterstein Trio、レ・ドワ・デ・ロムLDDLHにロビン・ノランRobin Nolanの出演実績があるとか。今年の目玉は、11月15日に出演予定のチャボロ・シュミットTchavolo Schmittだろう。あとは、Concierto Flamenco & Jazz Manoucheフラメンコとマヌーシュジャズの共演というのは、スペイン開催ならではのプログラムに思える。
このフェスの目玉は、出演者だけではない。マスタークラス、カンファレンス、ジャムセッション等、とにかくマヌーシュ・ジャズに関するすべてのものがそろっている印象だ。ギター職人Geronimo Mateosという人が、セルマー503に触発されてつくったギターのフェスティバル向けモデルを2,000ユーロで売る、というのは、ミュージシャンには魅力に映るかもしれない。
もちろん、このフェスの仕掛け人であるアルベルト・ベーリョAlbert Belloもギタリストとして登場する。
しがなき会社員がこの情報を目にして11月中旬のバルセロナ行きを決めるわけにはいかないが、こういうフェスがある、ということは心に留めておこうと思う。
以下は動画でみる過去のフェス映像だ。
こちらは、2011年に出演をしたLDDLH。

Brady Winterstein Trio@2012年。

フェスティバル運営に必要な費用も幅広く募集中の模様だ。

ここまでしてフェスティバルに向けて奔走するAlberto Belloに敬意を表するとともに、ぜひ、フェスを成功に導いてほしい!