France 3のカルチャー情報提供番組Cultureboxにて、オランダのマヌーシュ・ジャズ・ギタリストであり作曲家でもあるロロ・メイエールLollo Meierのカルテット が取り上げられているのを発見した。昨年のフランス、サモワのジャンゴ・フェス(Festival Django Reinhardt 2018)の映像らしい。映像の中で演奏しているのはすべて自身のオリジナル曲だ。
オランダのマヌーシュ・ジャズといえば、まずはじめにTrio Rosenbergを率いるストーケロ・ローゼンバーグStochelo RosenbergをはじめとしたRosenberg一族が思い浮かぶ。もうシーンから消えてしまったがJimmy Rosenbergジミー・ローゼンバーグも、ストーケロの縁戚だったな。
実はマヌーシュ・ジャズ・ギタリストの層が厚いオランダで、Lollo Meierがどれほどの知名度があるのかわからないが、ジプシー音楽一家の出身で、ジャンゴ・ラインハルトDjango Reinhardtの音楽を忠実に継承しようとしているギタリストのひとりとして活躍している。2018 年には、"Anthology"というアルバムをリリースしており、そのプロモーションもかねて、昨年はますます精力的にライブ出演等していたのかもしれない。
ちなみにこの年のジャンゴフェスでは、Cultureboxは他にもいくつかのライブを撮影している。今や、マヌーシュ・スウィング以外の大物ミュージシャンもたくさん出演するジャンゴフェスだが、マヌーシュ・ジャズが好きだったら、こちらのRomane et Eric Bouvelle Quintet の映像も愉しめるだろう。
あるいは、Gismo Graf、Amati Schmitt, Brady Wintersteinがメンバーの豪華クインテットの映像もよい。
【追記】
こちらも発見。
別の視点から撮影したGismo Grafの豪華クインテット。
Samson Schmittのカルテット。