Kings of String。
ギター・アート・フェスティバルに出演したストーケロ・ローゼンバーグのライブフル映像 2012年 & 2008年 - 空間Annex
以前彼らをチェックした時には、ストーケロ・ローゼンバーグStochelo Rosenberg以外の人々をあまり重視していなかった。よく知らなかったから興味もわかなかった、というのが正直なところだ。
ある日、ひょんなことからKingsの一人であるトミー・エマニュエルTommy Emmanuelの経歴をみたら、なんだかすごい。
グラミー賞へのノミネート2回、キャリアは50年以上。10本すべての指を使ってプレイする「Finger Style」を編み出した。シドニー・オリンピックの開会式では、ギタリストの兄Philとともに演奏を披露。やはり独自のスタイルで観客を魅了していたチェット・アトキンスChet Atkinsから、Certified Guitar Player(CGP)という称号を授かったとか。だから名前の後にCGPとついているわけだ。
もう一人のメンバーであるVlatko Stefanovski、こちらもマケドニア(旧ユーゴスラビア)の有名ギタリストとみていいだろう。所属しているLeb i Solというバンドだけで16枚ものアルバムをリリースしている。ソロ活動によるアルバムリリースも10枚は越すし、映画出演履歴もかなりのもの。
前置きが長くなったが、このKings たちが、Michael JacksonだのStevie Wonderだのを演奏している映像があった。
まずは"Isn't she lovely"。これは、すでにBireli Lagreneビレリ・ラグレーンとSylvain LUcシルヴァン・リュックもカバーしているが、それとはまた違ったテイストだ。その後に Boney Mの"Sunny"も。
Beat it!の映像がこちら。"Beat it"という歌詞以外は鼻歌でごまかしているあたり、妙に親近感がわくのは私だけ? さりげないのにカッコよすぎます。