二世タレントとしてではなく、一人のミュージシャン、そしてタレントとして大活躍、すっかり名声を得たと思われるギタリストトマ・ドュトゥロンThomas Dutroncが、フランスはパリ12区にある移動遊園地 la Foire du Trône（フォワール・ドゥ・トローヌ）の50周年コンサートを昨年やった…という。La foire du Trôneは、今年で1057周年を迎える、最も古い移動遊園地のひとつらしく、移動遊園地の代表的なアトラクションを備えている。Grande roueって観覧車か、あとはmontagnes russesロシアの山脈ってこれはジェットコースターか。maisons hantées、これはいわゆるお化け屋敷みたいなヤツだな。pommes d'amourは食べ物かしら、barbe-à-papasって一体なんだ、あのバーバ・パパ似の綿菓子かしら…？ おっと話題からはずれてしまった。とにかく、10ヘクタールの敷地に300ものアトラクションが所せましと並んでいる、というわけ。
今年も3月29日～5月末まで、移動遊園地が開催されるようだ。現在の場所、つまりヴァンセンヌの森の周辺に移動したのが1964年のこと。つまり50周年ということで、昨年はトマ・ドュトゥロンのライブが開かれたようだが、オフィシャルサイトには、「今年もトマ・ドュトゥロンのコンサートをやる」と書いてある。さあ、本当にやるのだろうか。移動遊園地といえば、自らマヌーシュ・ジャズもたしなむ興行主兼実業家のMarcel Campionマルセル・カンピオン一族が絡んでいるのか。すると、トマ以外のマヌーシュ・ジャズ系アトラクションも観られるのかな…と期待が高まる。せっかく移動遊園地行くなら、マヌーシュ・ジャズにも出会いたいものだ。
