ゴットファーザーのテーマをマヌーシュ・ジャズで…ギタリストのツボを押さえたライブ映像。

ローゼンバーグ・トリオThe Rosenberg Trioが昨年のJazz a Vienneに出演した、というのは知っていたのだが、その新しい映像を発見した。
Jazz à Vienne 2013のTrio Rosenberg - 空間Annex
Zycopolis Productionsという、ライブや音楽ドキュメンタリーを専門に扱うテレビ制作会社が撮影したローゼンバーグトリオの"ゴットファーザー愛のテーマLove theme from THE GODFATHER"だ。
冒頭部分はバラードで。原曲と拍子というかアクセントが多少違うが、このバラードをどうやって…と思っていると、リズムギターとベースでpompeポンプのリズムが入ってくる。すると、あの「ゴットファーザーのテーマ」は、マヌーシュ・ジャズのスタンダード曲のようになっているではないか。

多少、映画のゴットファーザーの雰囲気には見合わない気がしないでもないが、このアレンジはマヌーシュジャズ好きにはたまらなく素敵だ! ローゼンバーグトリオにお願いしたら、どんな曲でも完璧なマヌーシュ・ジャズにしてくれそう。
この映像のもうひとついいところは、リードギターをしているストーケロ・ローゼンバーグStochelo Rosenbergのギターの持ち手(何か専門用語があるのかな)を高い頻度でアップしている点だ。さすがライブ映像のプロ集団、ツボを押さえている。ギタリストとしては、こういう映像がうれしいのではないかと思うが、どうなのだろうか。
なお、この映像、ゴットファーザー以外にもう1曲入っているのだが、これは何の曲なんだろう。一瞬"Take me out to the ball game"かと思ったけれど、違うよな…気になる。