フランスのブルターニュ地方で行われるジャズ・イン・ラングルラが今年も8月に開催された。宣伝のトレイラーは若干垢抜けないが、ポスターデザインは毎年とても素敵なフェスティバルだ。
プログラムには必ずマヌーシュ・ジャズ！ フランスのジャズフェスティバルJazz in Langourla - 空間Annex
今年は、ロマーヌRomaneと息子のRichard Manettiリシャール・マネッティ、それにその弟のPierre Manettiピエール・マネッティが出演しており、その映像が公式チャンネルにアップされていた。RomaneがMCを担当しており、右手にリシャール、左にピエール、2人の息子と共演できる喜びを語っており、ほほえましい。
ギターって3本で演奏するとこんなに深みや厚みが出るものか…と妙に感心してしまうサウンド。「コンサートをやる時には、必ずジャンゴ・ラインハルトの曲を1曲は演奏するのだ」と、ジャンゴへの愛を語ってから演奏されるAnoumanはまた格別だ。もちろんレパートリーはマヌーシュ・ジャズにとどまらず、スタンダードジャズのアレンジからJaco Pastoriusの曲、ミュージカルナンバーありと幅広い。大分お年を召したようみえるRomaneに代わって、Richardの活躍ぶりが印象的なライブ映像だった。
