若手ギタリストと著名アーティスト、夢の共演! The Rosenberg Trio & Wies Knippingの聖堂ライブ

オランダのドゥーティンヘムDoetinchemというところにある文化団体、Nieuwe Dijkhuisは、聖堂を利用してコンサートや講演などの文化イベントを実施している。先日は、この文化イベントの一環として、The Rosenberg Trio & Wies Knippingのコンサートが行われたようだ。

ローゼンバーグのトリオは、いつものメンバー…つまり、ストーケロStochelo Rosenberg、ヌーシュNous’che RosenbergにベースのノニーNonnie Rosenbergという親族バンドなのだが、これに加えてヴィース・ニッピングWies Knippingという人もギタリストとして参加している。なんだかとっても若いのだが、何者なのか。あまり公式プロフィールも見当たらなかったのだが、このイベントの成り立ちにカギがあった。
17歳のギタリスト、ヴィースは、ドゥーティンヘムの出身で、⒑歳からギターの稽古を開始し、そのまま地元の音楽学校に入ったという。当時はロックが好きで、メタリカなんかをカバーしていたらしいが、The Rosenberg Trioに聞きほれて以来、3年間も「The Rosenberg Trioと共演したい」と訴え続けてきたらしい。音楽学校はストーケロにこの生徒の希望をメールで伝えて依頼をした結果、今回のこの共演が実現した、ということのようだ。

ヴィースは、オランダのアルンヘムArnhemにあるコンセルヴァトワールへの進学を希望しているとか。これからいよいよ学問を究めるという時に、ストーケロとの共演という素敵な思いをしたなんて、羨ましい。この経験を糧に偉大なアーティストに成長してほしいなぁ。