「カメラを止めるな」

2017年、日本、上田慎一郎監督

日本中で話題になったと思われるカメ止め…。この映画を9月はじめに観に行った。
山奥でゾンビ映画を自主制作で撮ろうとする人々がいた。ところが、こだわりが強い監督のおかげで、なかなか撮影は進まず、現場は険悪な雰囲気に。
ところが、その休憩時間中に現れたのは、本物のゾンビと化した撮影隊だった! 監督は喜びいさんで撮影をし、出演者は逃げ惑う…。カメラを止めずに撮影し続けたこのゾンビ映画には、目からうろこの背景があったのだった。

正直、はじめはカットの間の感じとか、そもそもの俳優さんたちの強い個性と舞台っぽさに、ちょっとだけ違和感を感じていた。ところが、途中からもうつい笑っちゃうようなシーンがたくさん。原作を書いた人があとで訴えを起こして話題になっていたけれども、その訴えも理解できる。だって、この話は脚本とアイデア勝負だから。

舞台ではどんな感じで上演されていたのだろうか。とても気になる。