歌いながら奏でるヴァイオリンが印象的なベルギー出身のヴァイオリニスト、チャ・リンバーガーTcha Limberger。マヌーシュの一族に生まれ、ジャンルにとらわれずギターから歌、そして作曲までマルチなタレントをみせているチャ自身のトリオライブ映像がウェブで紹介されていた。英国西ウェールズのカーディガンという町にあるムルダン劇場(Theatr Mwldan)にて、2018.年4月21日に行われたライブの模様だ。ちょうど2年前の4月は、オランダからMozes Rosenbergを迎えて英国ツアーをしていたようだ。投稿者のDave Kelbie氏は、このバンドでリズムギターを務めている。ポスターにある「Kings of Gypsy Jazz」の文字が力強い。
ちなみに、この二人の共通点は、単に「ロマがルーツ」というだけではない。なんど、おじい様同士が兄弟なのだそうだ。つまり、二人は異なる国の出身ではあるが「はとこ同士」ということだ。
最後にロマの言葉で"Tchavo"という曲を歌っている。ヴァイオリンを弾きながら歌うのはただでさえインパクトがあるのに、ロマの言葉での哀愁漂う曲は、さらに強いインパクトがあるなぁと思う。