Les Doigts de l'Hommeのプロジェクトは順調。"Amélie-les-crayons chante avec les Doigts"

Amélie-les-crayonsアメリ-レ-クラヨンは、フランス、リヨン近くのVienne生まれのシンガソングライターだ。
2017年に自身のアルバム"Mille Ponts"に収録されている楽曲"Le bal des vivants"のアレンジで相談したことをきっかけに、レ・ドワ・ドゥ・ロムLes Doigts de l'Homme(LDDLH)のリーダー、オリヴィエ・キクテフOlivier Kikteffとの交流が始まり、それがこの"Amélie-les-crayons chante avec les Doigts"というプロジェクトに繋がったようだ。オリヴィエにしてみても、彼女の出会いにより「新たにやってみたいことが見つかった」という感じなのだろうか。そして、この曲だけでなく、たとえば"La Balançoire"という曲のアレンジにLDDLHメンバーのヤニック・アルコセルYannick Alcocerが参加したりして、グループが一体となって携わっている印象だ。

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マヌーシュ・ジャズのグループが女性ボーカルを迎え入れること自体は珍しい動きではないと思うが、このプロジェクトは順調にみえる。なぜなら、向こう1年で50本くらいのライブがすでに決まっているのがわかったからだ。すでに、7月実施のあのDjango Reinhardt Festival (今年はフォンテーヌブローで実施)でも、初日にライブすることが決定している。

ちなみに、こちらはLDDLHの2017年のアルバムの代表曲"Le cœur des vivants"。

なんだかこのアルバムで表現された世界観がちょっとだけ"Amélie-les-crayons chante avec les Doigts"プロジェクトにも持ち込まれている気がするのは気のせいだろうか。まだまだ新しい世界を模索しようとするLDDLHから目が離せないのであった。