いい歳して、歯の矯正をはじめました。#4

2021年5月11日に矯正器具(インビザラインのアライナー)をつけてから、はや半年。本日、3クール目のアライナーを入手した。おかげさまで歯列の状態はだいぶいい感じになっているのだが、今回のアライナーはほぼ微調整のためだと説明を受けた。これからは36日間、9枚のアライナーを4日ごとに取り替えていくことで、前歯の隙間をうめつつ、下の歯列をもう少し滑らかにする、ということらしい。

2クール目から3クール目に入る時も感じたのだが、毎回、マウスピースができるまでの1ヶ月は、現在の歯列をキープするために寝る時のみアライナーをつける生活をすることになる。今日、久々に昼からアライナーをつける暮らしに戻ったため、正直憂鬱だ。でも、アライナーの素晴らしい点は、間食や余計な甘い飲み物を飲む機会が劇的に減ることだと思う。20時間もアライナーをつけ続けるために、(外食時以外は)さっさと食事をしてまめに歯間掃除や歯磨きをするようになるし、歯の掃除が面倒だからよほどよい食べ物がないとアライナーをはずしたい、という気持ちが失せる。

アライナーによる矯正は、歯列が相当乱れているような難しい矯正には向かないときいている。そういう意味では、インビザラインを適用できるような症例でよかった。ついでに痩せてくれるといいな。

f:id:asquita:20211126000659j:plain
さて、今回は「pbm ヒーリング」というものについて。実は今回、はやく矯正を進めるために「pbmヒーリング」という装置を購入した。料金は矯正費用+@となってしまうものの、矯正する時間を少しでも短縮するための時間がお金で変えるなら使ってしまおう、という魂胆だ。本来、1つのアライナーの装着期間が10日となっているようだが、これが4日になると、6日間の節約。仮に30枚のアライナーを使うとしたら、それだけで180日の節約になる...と考えるとその価値は大きい。私の場合は1日8分(上下4分ずつ)使うことを求められた。だから4日ごとにマウスピース交換、ということができているのかもしれない。

この装置、赤外線を用いているそうで、装着するとじんわりあたたかくなってくる。これをあてるだけで、細胞が活性化され、ミトコンドリア代謝を向上させ、結果痛みが少なく歯が動くというものなのだ。聞けば聞くほど胡散くさいし、日本では
医薬品医療機器等法(薬機法)未認可らしい。それに正直、私がこれを使ったのは、1クール目の治療の時くらいだろうか。たぶん、比較的動きがよかったようで、たぶんこの装置がなくても、問題なく治療ができていたのではないか、と正直思ってしまう。それでも、私の歯が動きやすいかどうかを確認してもらえるほどまめに通院するわけでもないため、この装置があるだけで治療計画が大幅に早まるんだとすれば、やはり使って損はないツールなんだろうな、と思うのだ。

asquita.hatenablog.jp

いい歳して、歯の矯正をはじめました。#3

f:id:asquita:20210910235725j:plain
8月4日に、1クール目のアライナーを「ほぼ」終えて、型取りをして、新しいアライナーが到着するまで、アライナー装着は束の間のお休みをいただいていた。今まで20時間がんばってつけていたのに、この一ヶ月は夜だけの装着だったな。処置のお休み期間があるっていうのは嬉しい。あいにく外食機会はほとんどなかったのだが。

待ちに待った新しいアライナーが来た、との連絡がきたのが9月7日。そして、奇跡的にその三日後に矯正医の予約が取れたので、今日それらを受け取りに来た。今日は、嫌だと思った処置のことを書いておこうと思う。

1) 過去のアライナーのためについていた、アタッチメントと呼ばれる歯科用樹脂を取り除く作業
ドリルのようなものすごく嫌な音がする機械で、削るような感じで取り除くのだが、それがいやだった....ありがたかったのは「ちょっと振動が辛いとは思いますが、歯を削っているわけではありません」とはっきり説明があったこと。やはり説明は大事。歯を削っているわけではない、ということはよくわかってもこんなに怖いんだから、説明が悪いと恐怖でしかないだろうな。

2) 色素沈着を取り除く作業
アライナー生活を送っていると、どうしても歯の隙間に茶渋のような、濃い色がつくようになるのはなんでだろう。今まで歯の裏でしかみられなかった色素沈着が表側にも出てくるのだ。というわけでクリーニングをしてもらえるのだが、これがなんとなく怖い。なぜなら、私の場合、下の歯が心なしかグラグラしているのだ。あまり強い圧、それこそ、電動ブラシを強く押し付けたりした暁には、ぽっきり折れるんじゃないかと心配でたまらなかった。実際には問題なくてほっとしている。
なおお医者様曰く、このぐらぐらは歯並びを修正するために骨折しているようなもので、大丈夫ですよーとのことだった。この動きのことを「動揺」っていうらしくて、ググると解説がたくさん出てくる。それでもやっぱりこわいよ...。

3) 歯の間を削る処置
インビザをする、と決めた時点で歯を削る、という処置がくるのはわかってはいたのだが、やっぱりいざその時がくると、すごく不安が募った。しかも、すでにいい感じに整っていると思っていた、前歯を4本も削るとなると、疑問すらわいてきた。もちろん、なぜその処置が必要か、という説明はあるのだが。
「すぐに歯の間は埋まるのでご心配なく」といわれたが、実際みてみると、削ったのは本当に微々たるものというか、隙間があいたのもわからない程度だった。フロスを通すと、前よりひっかかりが少ないので、削ったことを実感できるくらい。

こんな嫌な思いをしてどうにかはじまった第二クール。どうかうまくいきますように...。

asquita.hatenablog.jp

asquita.hatenablog.jp

いい歳して、歯の矯正をはじめました。#2

5月11日に、歯の矯正を目的にインビザラインのマウスピースをつけ始めてから、3ヶ月。20枚のマウスピース(アライナー)を各4日、1日20時間以上つけるのを続け、今日19枚目をつけた状態で矯正医の診察があった。20枚目に行かないまま診察の日が来てしまったことに戸惑いを覚えていたが、問題ないようだ。
歯の動きも順調とのこと、(後半、pbmとかいう歯を動かす機械を使うのをサボっていたにもかかわらず、素晴らしい)無事に次のステージに行けることになった。よかった!

今日は、次のステージに行くための、歯の型取りを行なった。もちろんスタートした頃より格段にいい歯並びにはなっているのだが、少し隙間を残していたり、多少のがたつきもあるので、これを修正するための型だ。次の型ができるまで1か月半かかるそうなので、それまで治療はほぼおやすみ。19枚目のアライナーをつけて今の状態をキープするように言われた。というわけで、20枚目は未使用のまま手元に残っている。
f:id:asquita:20210804000301j:plain

さて、過去3ヶ月を振り返るために、よく言われる「インビザラインの長所」が実際のところどうだったか、記録しておきたい。
1)まわりにバレない、目立たない
マスクしていなくても、本当に目立たない。多少滑舌が悪くなっている理由を説明するために、わざわざ歯を出してアライナー着用している状態をみせても、ほとんどの人が「え、みえない、どういうこと?」という反応だった。

2)治療中の痛みやトラブルが少ない
針金の方式をやっていないので比較対象がないのだが。
トラブルはなかったけれども、痛みは普通にある。大きく動いているであろう歯のあたりに、ちょっとじんわりくる痛みを感じる。あと、細い歯はちょっとぐらぐらしているような気がして心配していたが「すべてが収まる場所に収まったらまた骨が形成されるから大丈夫ですよ」とのことだった。噛み合わせも治療途中は違和感があって、思いっきりかたいものを食べるときは躊躇する。
あと気になるのが、急に歯の色素沈着が激しくなったところ...これはあとでホワイトニングなどで対応していただこうと思った。

3)自由に食事が楽しめる
...確かに楽しめるけれども、噛み合わせが変化するとこんなに違和感があるものか、と思う。
また、食後に歯間の掃除をして、歯を磨いて、またアライナー装着するのはなかなか大変だ。そもそもレストランのトイレが綺麗とも限らないではないか。食後、トイレにいっても歯磨きできる環境でなく、途方にくれたりもしていた。
歯磨きが難しい時は、洗浄液だけで口を濯いでアライナーをつけたりする時もあった。コロナ前のように会食が多かったら、とてもじゃないが1時間20時間装着は難しかっただろうな。

4)楽器演奏
横笛演奏は、違和感なくできた。ただ、このマウスピースをつけているとどうも口の中が乾きがちになるので要注意といったところか。発表会など本気を出さなければいけない時はアライナーを外していた。この「とりはずしが効く」というのが、この矯正方法の最大の長所だと思った。

次のアライナーが到着するまでは、長時間装着をしなくていい、というのは非常にありがたい。ただ、アライナーをしているからこそ、その後のクリーニングが面倒で食べ物を我慢できていたのも事実。調子にのって急に食べすぎないように気をつけようと思う。

asquita.hatenablog.jp

いい歳して、歯の矯正をはじめました。#1

本日は私にとって記念すべき、「歯列矯正開始記念日」だ。日本人の平均寿命がだいたい80歳くらいだと考えると、もう人生も後半戦を迎える私が何で今歯列矯正をはじめたのか。そして果たしてうまくいくのか。そんな記録をここに残しておこうと思った。

私は、現在もとくにものすごく歯並びが悪いというわけでもない。子供の頃は完璧な歯並びで、かみ合わせ等のトラブルも一切なかった。ところが近年、歯軋りが酷くなってきた。どれくらい酷いかというと、歯軋りのせいで神経のない歯を2本も折り、かつ、朝起きるとたまに奥歯の噛み締めた余韻で口ががくがくになり、圧力で歯が痛むくらい。心なしか、歯も削れているような気がするので、この5年くらいは歯の保護を目的にマウスピースをして睡眠を取るようにしていた。

それに加え、加齢とともに下の前歯が真ん中に寄ってきて、そのうち一本が数ミリほど手前に飛び出たまま固定されてしまった。
私の下の歯は上の歯によって隠れるため、ぱっと見問題がないようにみえる。このまま騙し騙し余生を送ることもできた。でも、このちょっとのがたつきが日に日に気になるようになり、舌でつねに下の前歯を押すような状況になっていた。このままじゃ、ますます歯列が崩れてしまう。

ある日、定期検診ついでに歯医者に行って歯列のことを尋ねてみたところ、「最近は手軽な矯正器具もあるけれども、asquitaのケースでは、下の歯に隙間もなく、親知らずも残っているので、歯を削るか抜かざるを得ない」と言われてしまった。本当にそうなのか。矯正専門医の意見が知りたくなり、紹介を受けた矯正専門歯科に足を運んだのであった。そして、そこでお話を伺った結果、思い切って歯列矯正をやってみることにしたのだった。折しも時はコロナ。会食の頻度も減ったし、歯列矯正にうってつけだろう。また、自分よりもさらにひとまわりくらい先輩の方も、肩こりの悪化等の理由で歯の矯正をしていることにも勇気付けられた。歯列矯正は、歳を重ねても健康のために必要な処置、と思えた。

専門医では、私の歯列の状況なら、ワイヤーでもマウスピースでも、どの方式でも好きに選んでいい、と言われていたため、当初はワイヤー(ブラケット)での実施を考えていた。目立つ上の歯は裏からブラケットを装着し、下の歯は表から装着するハーフブラケットという手法をとれば、見栄えもそんなに変わらず、検査日にすぐ装着も可能で、すぐに矯正を終えることができると思ったのだ。しかも、コストだって悪くない。また、このコロナ の状況で、外出先でマウスピースを出したり入れたりするのはちょっと考え難い、とも思っていた。
www.oh-my-teeth.com

でも、結局自分で取り外しをしながら進める「マウスピース方式」を選んだのは、決断する前に私が趣味で笛をやっていることを思い出したから。「フルート 矯正」で検索をすると、歯列矯正を経験したほとんどの演奏者が「ブラケット式で歯列矯正をすると、開始後しばらく音が出なくなる。やっと慣れてブラケットを外すと、またしばらく音が出なくなる」というようなコメントをしている。きっと矯正器具によって、アンブシュアが変わってしまうんだろうな。今、ただでさえコロナで笛の練習時間が限られるなか、ブラケットをつけたアンブシュアでいい音を出せるまで頑張る余裕はない! 

f:id:asquita:20210511233731j:plain

というわけで、「インビザライン」と呼ばれるマウスピースを装着して矯正する方式を選択したのだった。なお、こちらは、3月上旬にマウスピースの型取りをしたのだが、マウスピースが完成し、手元に届くまでに2ヶ月もかかってしまった。

マウスピースを装着した感想は....「本当にこんなので歯並びが変わるのか」というもの。でも、装着して6時間ほど経過した食事の時に外したら、やはりいつもと違う力が加えられていることを実感できた。とくにマメでもない私が、おやつも我慢しながらこの装置を一日20時間以上つけていられるかどうかが最大の課題だ。"TRAYMINDER"という、マウスピース装着管理アプリをうまく利用して頑張っていこうと思う。
f:id:asquita:20210511233741j:plain

コバエ対策のトラップが、まさかの「フロッシュ」だった件。

夏場、あれは7月頃だっただろうか。やたら家にコバエが出て気になっていた。特に台所と、観葉植物のあるあたり。毎年のようにこんなに大量発生しているのに今年は家にいる頻度が高いから気が付いてしまったのか、それとも例年になく発生率が多かったのか、正直はかりかねていた。でもまあ気持ち悪いので、対策方法を調べていた。

curama.jp

大半のウェブサイトでコバエトラップとしてお勧めされていたのが、まさかの「めんつゆ」と「お酢」であった…でもうちのお酢は千鳥酢だし、麺つゆは白だししかない。ちょっとコバエ対策に使うなんてちょっともったいないし嫌だなぁ…と思って躊躇していた。そうこうしているうちに9月になり、コバエの存在にまったく気が付かなくなった。

さて、昨日。スポンジに洗剤を出してみると、なぜかコバエが2匹出てきた。どういうことだ!?と思い確認をしてみたら、なんとフロッシュの中にコバエがたくさんういていて、イチゴのツブツブみたいになっているではないか。どうやら、我が家のコバエたちは残らずフロッシュに誘因されて、自爆していったのであった…。数えていないけれど、2-30匹はいるような感じにみえた。気が付かずに洗剤使っちゃったよ。

それにしても、Froschのブラッドオレンジは、そこまでコバエが好むような甘い香りだったのだろうか。よく、コバエトラップの作り方の説明には、「口の広い容器を使ったほうが、香りが広がりコバエが誘導される」なんて書いてあったけれども、この洗剤の口は、狭いなんてもんじゃない。むしろ、どうやって入ったんだ…と疑問に思うレベルである。また来年もコバエが出てきたら、この洗剤を使ってみようと思う。
f:id:asquita:20200907204131j:plain

ジャズを聴くための愛用品「KENWOODハイファイコンポ R-K801」が動かない。

iTunesがこんなに普及する前から、我が家ではCDプレイヤーが大活躍だった。

ところが最近、なかなかCDを読み取らなくなってしまい"No DISC"の表示を出し続け、とうとうレンズクリーン用のCDすら読み取らなくなった。これは修理に出してみよう。奇跡的に「取扱説明書」があったので、さっそくサポート窓口に連絡するも、通じず。もう10年くらい前に日本ビクターとケンウッドが経営統合して、色々なものが変わってしまったんだな。
さっそくネットで検索し、こちらの連絡先を探し当てた。
www.kenwood.com

状況を説明すると、一応ある部品の問題だと思うが、みてみないとわからないので、とりあえずものを送ってほしいとのこと。そこで改めて状況をみて連絡を入れます、とのことだった。果たして連絡をすると、技術者の方の予想どおり何か中の部品(名前忘れた。伝票にはワッシャー/スペーサーと書かれている)が故障しているとのことだった。そして在庫があるので、それで対応します、とのことだった。2万円ちょっとかな? 値段の記憶はないけれども。

製品は1週間くらいで修理されて返送されてきた。決してマニュアルどおりではなく、あたたかい対応をしていただいたKENWOODの技術者の方に感謝。

故障していたというパーツはこちら。どっちが表でどっちが裏かもわからないや。情けない…。

ギャーッ、過去のPodcastがすべて消えちゃった!

しばらく順調にiPhoneを使っていたのだ。なのに、おとといのこと。いや、ちょっと前にiTunesを立ち上げたとき、なんだかやけに長いこと何かアップデートしているのかなぁと思っていたら、なんとPodcastのデータがまるまる消えている!!! 好きな番組や終わっちゃった番組は全部データ保存していたのに、どの番組も出てこない。まだiPhoneサイドには番組が残っているかなぁと思ったが、すでに同期されてしまっており、Podcastはひとつも入っていない。

仕方がないので、再度番組を検索して登録してみたが、番組は過去1週間分しかダウンロードできないようになっていた…私の大好きなあの放送やこの放送はどうなるんじゃ!!! 泣きそうになっていたところ、友達が"iTunesのフォルダを探すといい"とアドバイスをくれた。必死に探したら、どうにか個々の番組の存在が確認できた。

あとは、これをどうiTunesに復活させるか。友人は、"普通のMP3としてライブラリに追加して、「情報を見る」の「オプション」タブで「メディアの種類」を「Podcast」にすれば、Podcastとして認識されるはず。"というが、イマイチよくわからず。ムキになっていじりまくり、ふと、「ファイル」から「ファイルをライブラリに追加」をクリックし、過去のPodcastが入っているフォルダを選んだところ、無事、私のPodcastは元通りの状態になったのであった。ふぅ。アセった…。