5月11日に、歯の矯正を目的にインビザラインのマウスピースをつけ始めてから、3ヶ月。20枚のマウスピース(アライナー)を各4日、1日20時間以上つけるのを続け、今日19枚目をつけた状態で矯正医の診察があった。20枚目に行かないまま診察の日が来てしまったことに戸惑いを覚えていたが、問題ないようだ。
歯の動きも順調とのこと、(後半、pbmとかいう歯を動かす機械を使うのをサボっていたにもかかわらず、素晴らしい)無事に次のステージに行けることになった。よかった!
今日は、次のステージに行くための、歯の型取りを行なった。もちろんスタートした頃より格段にいい歯並びにはなっているのだが、少し隙間を残していたり、多少のがたつきもあるので、これを修正するための型だ。次の型ができるまで1か月半かかるそうなので、それまで治療はほぼおやすみ。19枚目のアライナーをつけて今の状態をキープするように言われた。というわけで、20枚目は未使用のまま手元に残っている。
さて、過去3ヶ月を振り返るために、よく言われる「インビザラインの長所」が実際のところどうだったか、記録しておきたい。
1)まわりにバレない、目立たない
マスクしていなくても、本当に目立たない。多少滑舌が悪くなっている理由を説明するために、わざわざ歯を出してアライナー着用している状態をみせても、ほとんどの人が「え、みえない、どういうこと?」という反応だった。
2)治療中の痛みやトラブルが少ない
針金の方式をやっていないので比較対象がないのだが。
トラブルはなかったけれども、痛みは普通にある。大きく動いているであろう歯のあたりに、ちょっとじんわりくる痛みを感じる。あと、細い歯はちょっとぐらぐらしているような気がして心配していたが「すべてが収まる場所に収まったらまた骨が形成されるから大丈夫ですよ」とのことだった。噛み合わせも治療途中は違和感があって、思いっきりかたいものを食べるときは躊躇する。
あと気になるのが、急に歯の色素沈着が激しくなったところ...これはあとでホワイトニングなどで対応していただこうと思った。
3)自由に食事が楽しめる
...確かに楽しめるけれども、噛み合わせが変化するとこんなに違和感があるものか、と思う。
また、食後に歯間の掃除をして、歯を磨いて、またアライナー装着するのはなかなか大変だ。そもそもレストランのトイレが綺麗とも限らないではないか。食後、トイレにいっても歯磨きできる環境でなく、途方にくれたりもしていた。
歯磨きが難しい時は、洗浄液だけで口を濯いでアライナーをつけたりする時もあった。コロナ前のように会食が多かったら、とてもじゃないが1時間20時間装着は難しかっただろうな。
4)楽器演奏
横笛演奏は、違和感なくできた。ただ、このマウスピースをつけているとどうも口の中が乾きがちになるので要注意といったところか。発表会など本気を出さなければいけない時はアライナーを外していた。この「とりはずしが効く」というのが、この矯正方法の最大の長所だと思った。
次のアライナーが到着するまでは、長時間装着をしなくていい、というのは非常にありがたい。ただ、アライナーをしているからこそ、その後のクリーニングが面倒で食べ物を我慢できていたのも事実。調子にのって急に食べすぎないように気をつけようと思う。