米ボストンを中心に活躍する実力派マヌーシュ・ジャズ・カルテット Rhythm Future Quartet

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アメリカはボストンを中心に活躍するリズム・フューチャー・カルテットRhythm Future Quartetのことを紹介しよう。バンド名は当然、ジャンゴ・ラインハルトDjango Reinhardtの名曲"Rhythm Futurリズム・フチュール"から来ている。

このバンドは、ボストン出身のバイオリニスト、ジェイソン・アニックJason Anickとフィンランド人のギタリストオッリ・ソイッケリOlli Soikkeliが中心となって結成された。なんでも、二人は米国で行われる有名なマヌーシュ・ジャズのフェスティバル、Django in Juneで出逢ったという。
すでにミュージシャンとして実績があった2人は意気投合。バンドを結成し、2014年に自分たちのバンド名を冠したファーストアルバムをリリースした。アルバムは、米ダウンビート紙やWall Street Journalでも絶賛されるなど、評判も上々なようだ。

アルバム収録曲でもある、マイケル・ジャクソンの名曲"Billie Jean"のベースラインと、ジャズのスタンダードでもある"Summertime"を掛け合わせたアレンジは、聞きやすくて好感が持てる。彼らが希望するとおり、これならマヌーシュ・ジャズ好きの人だけでなく、幅広いリスナー層に音楽を届けることができるだろう。

オッリは速弾き好きなようだが、テクニックに無理がないのもいい。活躍を大いに期待しています。

Rhythm Future Quartet