「郡上おどり 2017 in青山」で踊ってテンションUP!!

今年も2017年外苑前の秩父宮ラグビー場の駐車場にて2日間にわたって開催された、「第24回 郡上おどりin青山」。2年ぶりに参戦してきた。いやぁ、すごい人。しかもみんな踊りたい人ばかりだ。

本当は郡上おどりのレッスンを受けたかったのだが、会場に到着したのは17時すぎ。すでに「かわさき」が始まっていた。

今回青山に来ていたの、たぶんこの方々ではないかしら。

確実ではないが、「三百」「春駒」「やっちっく」「猫の子」「げんげんばらばら」「まつさか」からの「甚句」あたりを楽しむことができた。私は「春駒」が好きなので、最後の「春駒」で思わず輪の中に入って、そのまま最後までなんとなく見よう見まねで踊りながら最後まで踊り切ってしまった。印象に残ったのは「やっちく」、そして歌詞が愛らしくてとくにかわいかったのが「猫の子」という曲。ただし、「猫の子」はちゃんと下駄をはいていないと、踊りとしては楽しめないということに気が付く。なぜかというと、踊りのステップの中に、下駄を右・左と鳴らすところがあるからだ。ふつうの靴だと、音もならないのに底が減ってしまいそうで、なかなか楽しく踊れないということを知ったのだった。あーあ、郡上おどりのためにかった、ゴム底でない下駄を持ってくるべきだったな。

踊りの輪に入ると、お客さんから発せられる掛け声まで聞こえて、楽しい。必死に振り付けを覚えながらあっという間に時間は過ぎて、8時には終わってしまった…。

郡上おどりの資料
http://www.gujohachiman.com/kanko/pdf/gujo_odori_words.pdf

資料を読みつつ、いつかは本場で徹夜おどりを目指すぞ!

2015年の様子はこちらをどうぞ。あーあ、このとき会場の物産展で下駄買ったのに、なんで今年もっていかなかったんだろう…。
asquita.hatenablog.jp

かに漁師の家@外苑前でかに料理を堪能

外苑前にオフィスがある友達が、「ランチにだいぶ気合を入れていかないとまずは入れないお店」ということでこちらのお店を紹介してくれた。神宮球場に続く道、秩父宮ラグビー場手前の雑居ビル3F。とくにメニューも外に出ていないし、そんな紹介でもなければまず入れない雰囲気を醸している。

でも扉をあけるとびっくり。店名から勝手に居酒屋かと思っていたが、どちらかといえばカリフォルニア料理やのようなムードではないか。突き出しは、エビやカニ、ホタテが入った出汁のきいたおひたし。


メニューは和風でも洋風でも何でもござれ、という感じ。カニが入っていない料理もたくさんあったが、せっかくなのですべてカニで攻めてみよう、ということになった。

カニとアボカドの生春巻、カニ豆腐、カニミソとアボカドのブルスケッタ、カニの出汁巻卵、カニチャーハン。いずれもズワイガニかタラバガニかの指定がメニューに書かれていたが、どっちだったかは覚えていない。ただ覚えているのは…カニがかなり贅沢に入っていておいしかった、ということ。

心残りは、他のテーブルの方がいずれも頼んでいたカニのクリームパスタを食べる余裕がなかったこと。これは…また来なければいけないな。

台湾メンマを味付け! vol. 2

asquita.hatenablog.jp

先日お伝えした、台湾メンマの味付けレポート。そう、メンマを調理して味つけして食べることに非常にハマったのだった。

この度、メンマ調理の第二弾をしてみた。今度は細いメンマだ。はじめはこんな感じ。

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前回と同様塩抜きを2回。沸騰したたっぷりのお湯に入れて放置…という作業を2回繰り返した。塩抜き後のメンマはだいたい420グラムくらいだったかな。

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こちらを味付けしてみる。前回は炒め煮をしたので、今回は煮込みに挑戦することにした。手順はこんな感じだ。

1) ひたひたの水に塩抜きめんま、みりん大1、オイスターソース大2、唐辛子を入れて10分ほど煮る。

2) 砂糖大1、塩小1、鶏ガラスープの素少々、醤油大2を入れてさらに10分煮てから、強火にして汁気がなくなるまで煮る。香りづけにゴマ油をたらしてできあがり。

 

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煮込んだばかりの時は唐辛子の辛さがきいていたが、1日冷蔵庫に置くと味が落ち着く。今日はお昼ご飯をラーメンにして、手作りメンマを付け合わせにしたらさらにおいしかった。もう瓶詰めのメンマには戻れないなぁ…。

 

 

ウィンターズ・ボーン


2010年、アメリカ、デブラ・グラニック監督、Winter's Bone

主人公のリー・ドリーは、病気の母親、弟ソニー、それに妹のアシュリーと山奥で暮らしている。父親のジェサップは行方がわからず、母親も頼りにならないため、リーは17歳にして家族を支えている。
ある日、家に保安官がやってきた。いわく、父親が仮保釈の間に逃げてしまい、裁判に出てこなければ保釈金の担保に入った家を明け渡さなければいけないと。ただでさえお金がなく、車もなく、近くの森でリスをとったり、お隣からおすそ分けをもらったりしている暮らしのなかで、家がなくなったら一家は確実に路頭に迷ってしまう。リーは、危険を冒しながらも父親捜しを始めるのだった。

なんとなく、アパラチアに住むスコッチ・アイリッシュ(いや、アメリカン)の暮らしぶりというか、「貧しい白人」のことは知っていた。トランプ旋風を巻き起こしたのも、アメリカで夢をつかめなかった彼らの後押しだったときいたし。この映画は、ミズーリ州のオザーク高原というところで現地の住民を巻き込んで撮影をしたとのことだが、主役のジェニファー・ローレンスがまるで現地育ちの子のようにたくましく生きていた。彼女が弱み(というか涙)をみせたのは、父の弟で叔父のティアドロップから「家と森を持っていかれる前に森を売れ」とのアドバイスを受け、悩むシーンだ。もはや、病気で判断力もなければ話もしない母親に相談しても返事がなく、ここで彼女がどんなに強くても、17歳の少女である、ということに気が付く。

それ以外の場面でのリーは、すべてにおいてたくましい。お金が必要になるため、入隊するとお金がもらえるという理由アーミーへ志願しようとしたり、小さい弟と妹に料理やリスのさばき方、銃の扱いを教えたり、恐ろし気な人たちに会うためにあちこちに乗り込んでいって威勢のいい言葉をはいたり、父の死を欺こうとする人にツバを吐いたりするのだから。はじめのほうで、リーがサンプ・ミルトンという、たぶん父親がやっているヤバい商売の元締めのような人のところに行って情報を得ようとするのだが、その妻の目といい態度といいしゃべり方といい、独特でこわい。いや、彼女に限らず、ある程度年のいった女たちはみんな、非常な迫力をもって家族を守ろうとしていて、びっくりする。ここで暮らす掟は、法的な権力なんかよりもずっと厳しい。そして、リーはこの地にいてもどうしようもないのに逃げ場もない。

こんな暮らしの中でもまともな人間としての理性を保ち、クスリもタバコも酒もやらず、家族を守ることだけを考えるリーが痛々しい。そして、リーが危機的状況にいるときに乗り込んでくるティアドロップに救いを感じる。
「冬の骨」…後半でやっとタイトルの意味がわかった。

映画ではいわゆるカントリーと呼ばれる音楽がたくさん出てくるが、映画の内容が濃すぎて音楽にまでは脳みそが回らなかった。当分はいろいろな人のこの映画のレビューや、ヒルビリーの文化が書かれた本などを読みたいと思う。
c-cross.cside2.com

【追記】
調べてみたら、Marideth Sisco & Blackberry Winterという人たちが映画のサントラに参加していた。 "Come All You Fair And Tender Ladies"というアパラチアに伝わる定番の曲だとか。

マリデス・シスコMarideth Siscoはオザーク高原西側をベースに活動する元ジャーナリストで、音楽はあくまでも彼女の引退後の収入源だったとか。ある映画人たちが取材でたまたま彼女の演奏をきいたことで、この映画にかかわることになり、"The Missouri Waltz" をはじめ、いくつかの曲をレコーディングしたという。そのエピソードの詳細はこちらの記事にあります。
www.nashvillescene.com

リーが父親の消息をたどって、父親がお付き合いしていたと思われる女性に会いに行くと、ちょうどそこでは彼女の母親の誕生日会が行われており、マルデスが"High on a Mountain"を歌っているのだった。この類の音楽が好きではないが、優しい声が印象的だと思った。

祝・40周年。"Jazz in Marciac(JIM)"の公式動画(マヌーシュ・ジャズ編)

フランス南西部、ミディ・ピレネ地域圏で行われる、超有名なジャズイベント、それが「ジャズ・イン・マルシアック(Jazz in Marciac:JIM)」だ。ジャズが好きなら誰でも知っている、超有名なフェスで、毎年20万人規模の観客が来るとか。
その公式動画チャンネルをみると、いろいろなお宝動画ダイジェストがたくさんあった。こちらでまとめてみようと思う。
★Biréli Lagrène (2010/8/9)

★Trio Rosenberg & Evan Christopher(2010/8/9)

★Steeve Laffont & Costel Nitescu(2010/8/9)

★Biréli Lagrène(2012/8/3)

★Trio Rosenberg(2013/8/10)

Costel Nitescuがバイオリンで加わって、ゴッドファーザーのテーマを演奏している。


2010年はとくにマヌーシュ・ジャズミュージシャンが多く出演していたんだと改めて知る。そういえば、ビレリもスティーブ・ラフォンも"Live in Marciac"というアルバムを出していた気がする。もしかして、このフェスのライブを録音してリリースしたのだろうか。
最近は正統派のマヌーシュ・ジャズミュージシャンの出演が少ないと思っていたのだが、40周年を迎える今年は、とくに出演者が豪華なようにみえる。8月12日に Rosenberg TrioとBiréli Lagrène、8月13日にはBiel Ballester Trioというギター2本とベースで構成されたマヌーシュ・ジャズトリオとLDDLH(Les Doigts des l'homme)が出演するとのこと。12-13の両日は、いわば「マヌーシュ・ジャズの週末」。まさかのお盆時期にマヌーシュ・ジャズに焦点をあてたライブが集中して行われるなんて、なんて素敵なんだろう。8月12日の二人は、JIMの常連といえるだろうが、LDDLH、そしてBiel Ballester Trioともに、今年が初出場。とくに大好きなLLDLHには、ぜひオーディエンスを盛り上げて、常連になってほしいな。
2017年の出演者ダイジェストはこちら。

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別のジャンルの出演者動画も別途まとめてみようと思う。

ナッシュビルの歌姫がGretchen Parlato の"Circling " をカバー。

素晴らしい曲っていつか必ず誰かがカバーすると思う。グレッチェン・パーラトGretchen Parlatoがファーストアルバムを出してからすでに12年以上が経過するなか、そろそろだれかオリジナル曲をカバーするかなぁ…と思って検索したら、すごく良い映像を見つけた。うたっているのは、ラトリ・ミュルザックLatori Mulzacと読むのだろうか。ナッシュビル生まれのシンガーらしい。

ちょっと、メロディラインで「オリジナルと取り方が違う!」というところはあるけれども、すごくピュアで透明感のある声で、また新たに曲の魅力を伝えてくれている気がする。

この映像をポストしているAlma Pura Productionsという団体は、テネシー州にいるプロデューサーや音響エンジニア、映像作家やミュージシャンの団体だとか。ナッシュビルの人ばかり扱っているのかと思えばそうでもなくて、やたらロバート・グラスパーRobert Glasperのカバー曲が多く取り上げられているところが気になる。

たとえば、このティナ・ジェンキンスクローリーTina Jenkins Crawleyという歌手、とってもいい声でかっこいいな、と思ったり。

トレーシー・チャップマンTracy Championという歌手のRobert Glasperカバーもすごくいい。

Tina Turnerの"What's love"も現代風にカッコよくアレンジされたうえで、シャナ・タッカーShana Tuckerという歌手にカバーされている。

歌手や参加ミュージシャンには知っている人はいないのだが、どれもこれもアレンジがかっこよくて、当分楽しめそうなチャンネルだ。

ランチタイムに楽しむジャズ! DELI EXPRESS@TSF JAZZ

毎日フランス時間の12時~13時の間、TSF JAZZでは"DELI EXPRESS"という番組が放送されている。これから有名ジャズクラブに行くというミュージシャンを捕まえて、スタジオでインタビューやライブセッションをやるというこの番組、YouTubeチャンネルにも番組内で行われたライブの様子をポストしている。

こちらは、ガーシュインの作ったスタンダード、"The Man I Love"を演奏するアドリアン・モワニャールAdrien Moignardとマチュー・シャトレンMathieu Châtelainだ。今月もDuc des Lombardsに出演していたようだから、その前に撮影したのだろうか。

6/12のAdrien Moignard trioライブの様子は、TSF Jazzliveで楽しむことができる。
https://itunes.apple.com/jp/podcast/tsfjazz-jazzlive/id1072387263?mt=2#episodeGuid=http://www.tsfjazz.com/podcasts/Jazzlive_2017-06-12.mp3

ちなみに、この"The Man I Love"をこの番組で演奏している人は、他にもいる。
たとえば、ジョバンニ・ミラバッシGiovanni Mirabassiはピアノソロで。

ピアニストのPaul Layは、ベースとボーカルを従えて、同じ曲を演奏している。

フランスに限らずいろいろな国で活躍する有名ミュージシャンがたくさん登場するので観ていてまったく飽きない。素晴らしい臨場感とミュージシャンの実力を堪能できる。