Myanmar 8 days - バガンからインレー湖へ。宿泊は湖上


翌日はインレー湖に向かうために、朝早くバガンを経ち、バガン最寄りのニャウンウー空港からヘーホー空港にやってきた。ヘーホー空港から1時間ほど走った、ニャウウンシュエ(Nyaung Shwe)というところが観光の拠点なのだが、今回宿泊したホテルは、Shwe Inn Tha Floating Resortというところだった。なんと、湖上のホテル。


そんなことはよくわかっていないまま、「ニャウンシュエからさらに45分ボートに乗る」ということにビビり、手前のコーヒー屋によることにした。このコーヒー屋、Geniusというシャン高原のコーヒーを扱っているのだが、コーヒーが大変美味しかった。ここは、オススメだ。


ボートはやたらながいタイプのもの。ここを飛ばして運河を進むと、インレー湖に出る。湖とはいっても、浮島のようなものがたくさんあるので、岸の方は迷路のようになっていた。有名な、片足でうまくバランスを取りながら漁をする漁師は、インター族(Intha)という民族の人たちで、湖上での生活を主としているらしい。片足でボートの端っこでバランスをとる姿は圧巻だった。ただし。インレー湖の天気は変わりやすいようで。


湖を走ってしばらくすると、大雨となったため、ホテルに到着したころにはずぶぬれになった。傘をさしても無駄というものだ。湖上ホテルに宿泊する際は、そんな天気の変化なども考えて準備しておくといいかもしれない。防水コートを持っていく、とかね。

Myanmar 8 days - バガンでちょっぴりSPA体験。Bagan Thiripyitsaya Sanctuary Resort


「SPAやりたい!」というわけで、こちらにやってきました。高級リゾートらしい、"Bagan Thiripyitsaya Sanctuary Resort"内にあるSPAだ。ガイドブックによると日系資本によるホテルだというが、日本語の情報がとても充実したSPAだった。
Bagan Thiripyitsaya Sanctuary Resort

全身マッサージを1時間やってから、外へ出ると、本来だったら夕陽が沈むのをみられるはずだったのに、残念ながら雲が分厚くてとてもじゃないけれども夕陽を楽しめる感じはなかった。川の眺めはなかなか素敵だったけれども、日が沈んでしまえば真っ暗闇。バーでプールを眺めながら、カクテルを楽しんだ。

宿泊はしなくても、ちょっとセレブな気分が楽しめるこのホテルにわざわざ行ってよかった!

Myanmar 8 days - バガン寺院ダイジェスト。

バガンにはパゴタ、ストゥーパ、寺院がたくさんある。ガイドブックにすでに30も紹介されていて、もうどうしていいかわからないレベルの数なので、半日ツアーをお願いして、ダイジェストで仏教建築まわりをお願いすることにした。そして、午後は自分たちでまわるというスタイルで。
絶対に抑えたほうがいい建築物は…どれだろう。私はこれを観た気がする。

☆Shwezigon Paya
とにかく金の大きな目立つ仏塔がみてみたくて、こちらを目指した。とにかく大きい! 多くの地元の人が訪問していた。

☆Ananda Temple
建築物としてもバランスがとれた、美しい寺院。創建当時の仏像が、角度によって微笑んでいるように見えたり、見どころもたくさん。


☆Sulamani Temple
仏像よりも、内部のフレスコ画(11世紀のものらしい)の保存状態が良すぎて、感動する。これは、必見。

☆Thatbyinnyu Temple タビィニュ寺院
バガンで最も高い寺院らしい。

☆Nthalaung Templeナッラワン僧院
バガン唯一のヒンドゥー寺院で、ヒンドゥーの神様が祭られていた。

お寺まわりは楽しいけれども、たくさん見て回るとだんだん何が何だかわからなくなる…。必ずしも有名なお寺が素敵とは限らないし、逆もまたしかり。異なるタイプやスタイルの建物を一通りみて楽しむのがいいのかな。

正直、ここにアップした写真すら、本当に正しいのか、自信はない…。

Myanmar 8 days - マンダレーからバガンへ。Bagan Nan Myint Towerからの眺めが最高!

マンダレーからバガンへは、車をチャーターして移動することにした。色々なホテルに立ち寄りながらバガンに向かうバスサービスよりは、車のほうが融通が利くと思ったためだ。

途中トイレにいったり村を抜けたりして、ゲートにて入域料を払い、3時間後に到着したのは、Villa Baganというホテル。窓の外から仏塔がみえるという、なんとも素敵な3ツ星ホテルだ。素敵すぎる!

さっそくオートリキシャのようなものを借りて、街中を探索した。

☆シュエ・ピィ・ナン・タナカ・ギャラリー(Shwe Pyi Nan Thanaka Gallery)
タナカという、ミャンマー特有の、樹の皮をすりおろしたものは、化粧品あるいは日焼け止めとしてミャンマーでひろく使用されている。街を歩けば、ちょっと黄色っぽい色をしたタナカを顔に塗った男女をたくさん見かける。
その大手メーカーであるシュエ・ピィ・ナンのギャラリーがこちら。残念ながら英語の説明はほとんどなくて、理解するには至らなかった。どうやらタナカの原料の樹にも地域差があるとかそういうことが展示してあったのかな。歴史も書かれていたとは思うが、なにせミャンマー語だし、あまりやる気は感じられないギャラリーだったかな。
隣接しているマッサージ屋は、1時間9000Kくらいで足やボディのマッサージをしてくれるので、オススメだ。

バガンビューイングタワー(Bagan Nan Myint Tower)
オールドバガンの高級ホテル入り口に立つ、60メートルほどの展望タワー。軍事政権が外貨獲得を目的に建設したものだが、結果景観を阻害しており、ひいてはバガン世界遺産登録を阻む原因の一つでもあるとのうわさも。

そんなことは知らず、5ドルを支払って登ってみた。あいにく天気は悪かったので完璧な夕陽はみられなかったものの、360度の眺めは素晴らしかった。

ハッピーアワーで飲み物が飲めて、しかも、いわゆる「ビルマの竪琴」、Saung Gaukの生演奏もきける。バガンには色々な夕陽の名所があるけれど、何を言われても、ここは一度ぜひのぼるべきタワーだ。

Myanmar 8 days - バガンのグルメ。The Moon Vegetarian Restaurantがオススメ。

☆KYAW KITCHEN
Kyaw Kitchen | Restaurants & Catering | Bagan, Myanmar
雰囲気がとってもよく、店主もとても愛想がいいレストラン。バターフィッシュカレーを頼んだところ、とても豪華な器で出てきて、感激した。

ただ、ちょっとメニューの選択を間違えたのが、「春巻」。ベトナム風の春巻を想像してオーダーしたら、思いっきり中華の春巻で、しかも油が切れておらず…。あまり評判がよくないミャンマーの油にやられて、翌日から胃腸に不調をきたしたのだった。

食事に行った日は、新月に関係する仏教行事が行われて、レストランのBGMはお隣のお寺から聞こえてくる生のお経。これはオツでいいものです。
こちらは、この日すれ違った仏教行事のパレードの様子。で、これはいったいなんだったんだろう。

☆The Moon Vegetarian Restaurant (Be Kind to Animals the Moon 2)
元々はバガン最古のベジタリアンレストランに行くつもりが、その近所にあるThe Moon 2というお店に連れていかれた。ここがとっても良かった。雰囲気はもちろん、オーダーした料理(自家製フルーツジュース、カボチャのカレー、お茶サラダなど)がすべて美味だった。


ちなみに、ホテルVilla Baganのごはんも最高に美味でした。

Myanmar 8 days - マンダレー及び周辺都市1日観光。

マンダレーは、1857年から1885年まで、ミャンマー最後の王都として栄えた町。そのせいか、仏教建築だらけである。マンダレー市内は、旧王宮が目玉だが、それだけで1日過ごすのはもったいない。
かといって、ツアー会社の提供してくる近隣の町3都市とか4都市だけをまわるのもちょっともったいない。もう少し長期滞在ができればよかったのだけれども。

そこで今回は、アマラプラ、インワ、ザガインのハイライトと、マンダレーのハイライト(旧王宮とマンダレーヒル)を組み合わせたツアーをお願いした。

●マハムニ・パヤー(マンダレー
まずは、マンダレー市内の「マハムニ・パヤー」というところに行った。マンダレー最大の仏塔だとか。ご本尊には金箔を貼るのだが、こちらのご本尊は女人禁制。女性が近寄れず正面から祈るのみとなっており、男性陣が金箔を貼る様子は、リアルタイム動画で確認できる。

なお、女人禁制は予想が付くにしても、動画配信という手法にびっくりした。でも、比較的色々なお寺が仏像の様子を動画配信しているので、すっかり慣れてしまった…。

●バガヤー僧院(インワ)
木々が茂った森の中にある、かなり静かな僧院だった。人気もあまりなかったかな…。


●パトドーヂー・パヤー(Pahtodawgyi Paya/アマラプラ)
1820年に建立。ここには、ミャンマーで二番目に大きくて重い鐘があるというが、これ? 本当かしら。

仏塔の医師に逸話が刻まれているときいたのだが、なんと工事中! びっちりと美しい形で竹の足場が組まれており、それはそれで感動した。竹の足場は香港にもあるが、あれとはまた異なる感動がある。


●マハーガンダーヨン僧院(アマラプラ)


ガイドブックによれば、1,500人もの僧侶が修行生活を送っている僧院だとか。10時頃に行くと、大勢の僧侶が托鉢をしたのち、一斉に食事をする様子がみられる。
でも、ちょっと気になったこと。それは、中国系の観光客が、僧たちが托鉢の場所に行く前に、勝手にスナック菓子か何かを挙げていたところ。まだ托鉢用のツボの蓋があいていない状態なので、お菓子をフタの上にのっけていた。あれ、いいのかな。それとも、ちょっと迷惑なのかな。気になる。

もうひとつは、托鉢を受けた僧たちに対して、物乞いする子供たちがいたこと。観光客に対する物乞いはまだわかるけれども、少年僧にも物乞いをするその姿に驚いた。ちなみに、Do and Don't in Myanmarという本には、子供にお金を与えてしまうと、それに味を占めてまともに授業を受けず物乞いをするまま大人になってしまうからやめてほしい、と書かれていた。お金を渡すなら、コミュニティ(たとえばお寺や学校全体に対して、あるいは病院に対して、など)に対して寄付をしてほしい、とのことだった。なるほど。1ドルだってミャンマーではそこそこ価値があるお金だ。気を付けなければいけない。

●ウーベイン(U-bein) 橋
この橋は、チーク材でできている。タウンタマン湖を渡るためにかけた橋で、160年前にできたという。ものすごいカンカン照りなうえに、手すりがなく、床板のサイズもバラバラで凸凹になっているので、足がすくんで怖くなってしまい最後まで歩ききれなかった。本当は、その先までいくと有名な仏塔があったのだけれども。

その変わりに楽しんだのが、ボート遊び。ボート乗り場でなくても、途中の休憩所からボートにのることができたので、一通り湖上観光を楽しんだ。ボート漕ぎ体験もできた。

いやぁ、それにしても暑いうえに日陰がないのはツラい。帽子、日傘、サングラスは必須です。

●ザガインヒル
2つの仏塔を訪問したが、もうこのあたりから仏塔の名前があやふや。非常に小高い丘になっていて、眺めがよかったのは確かだ。仏像も見ごたえがあった。あーあ、ガイドさんに確認して、訪れた仏塔の名前をきちんと確認するんだった。

●旧王宮(マンダレー
軍の施設なのでパスポート必須の旧王宮。かなり敷地内は広く、華麗なつくりになっていた。でも実は、第二次世界大戦の際にな日本軍に占領されてた上で、焼失したという。今見られるのは、20年ほど前に再建したものだそうだ。なるほどね。道理で入り口付近に砲台なども置かれていたわけだ。博物館なものがあって、王朝の流れを学ぶこともできる。

●Atumashi Kyaung(マンダレー
いよいよわからなくなって、思わず看板の写真を撮る。記憶が正しければ、空間にぽつんと仏像がいて、そのご後背がピカピカ光っていて、強烈な印象でした。ミャンマー回っていると、そのうちこれが普通だということがわかってくる。こちらも第二次世界大戦で破壊された後に、再建したそうだ。

●Shwenandaw Monastery(シュウェナンド僧院、マンダレー
ここは、すべて木造(チーク材)造りになっていて、とても素敵なところだった。ドアの扉に細かい彫刻があしらわれていて、そのかわいいポーズをみるだけで飽きない。
時間があれば、壁の装飾を細かくみていくだけで、楽しめる場所だ。

マンダレーヒル
ここで夕陽を見る、というミッションのために色々な時間調整をしてもらったのに、雲があったので、美しい夕陽はみられませんでした。残念! でも、そもそも眺めがいいし、英語を勉強するためにわざわざここに来たお坊さんや地元の中高生と会話を楽しむのもいい。

たぶんこれで全部の訪問地をカバーしたと思うのだが…自信ないな…。

Myanmar 8 days - 老舗ミャンマー料理屋、MingalaBar@マンダレー


盛沢山のマンダレーナイトは、外国人に人気らしいお店、ミンガラバーへ。ミャンマーの挨拶の言葉でもあるので、すでに知っている気分になってしまうお店だ。


前菜として、サラダが出てきてびっくり。けっこう豪華なうえに、ヒヨコマメやメンマ、揚げピーナッツ、ゴーヤの和え物等といった小皿料理までついてきた。


ミャンマー名物のお茶サラダと、オンノ・カウスエー(ココナッツミルクスープ麺)を頼んでみた。麺類がぬるいのが残念。あまり熱々なものを食べる習慣がないのかしら。

食後のデザートのような形で、揚げた餅米と食べるお茶が出てきた。ニンニクがきいていて、とてもおいしい。お茶請けというよりは、お酒の友の味がした。

お店の隣には、オープンキッチンのような形で、屋台でミンガラバーの食事が楽しめるようになっている。地元の野菜とか、眺めているだけで楽しい気持ちになります。