2012年から始まったトリノ国際ジャズフェスティバルTorino Jazz Festival (TJF)。今年は5月28日~6月2日と、なんと6日間もの期間開催された。今年のポスターは、ドラムにトランペットとギターを抱えたよくばりな牛だ。ポスターも色合い含めてポップな仕上がりになっている。
イタリアの有名ミュージシャンはもちろんのこと、今年は日本からShibusa Shirazu、そう、"渋さ知らズ"も参加したとのことだ。すごい!
マヌーシュ・ジャズの分野で出演したのは、アドリアン・モワニャールAdrien Moignard率いるトリオだ。6月1日に出演したというが、メインのステージではなさそう。というわけで探して探して出演動画をやっと見つけた。"Manouche alla Mole(モレでマヌーシュ)"というイベントの名前になっているが、つまりはマヌーシュ・ジャズを、トリノの象徴的な建築物で、一番高い博物館として有名なモーレ・アントレリアーナMole Antonellianaの前でコンサートをしたから、ということだろうか。
イタリア生まれ、ニューヨーク育ちのクラリネット奏者、ジャコモ・スミスGiacomo Smithも共演している。また、スイス生まれのバイオリニスト、ヴァンサン・ミリューVincent Millioudも参加しているようだ。リズムギターとベースがだれなのか、ちょっとわからないのだが、動画を観ていると観客数が多くて驚く。またここで、マヌーシュ・ジャズの魅力に取りつかれたイタリア人がいるのではないだろうか。
過去のTJFに出演したマヌーシュ・ジャズミュージシャンの動画は、こちらでも確認できます。asquita.hatenablog.jp