令和元年 宵宮の舞@八王子まつりで芸妓文化にふれる

八王子まつりは、毎年8月上旬の土日に開催されるお祭りだ。とくに土日は、甲州街道沿いで色々なお祭りが見られたり、各地区の山車や神輿が見られるという。本当は一度じっくりみてみたいのだが、なかなか日程が合わない。そんななか、久々に八王子祭りを垣間見ることができた。
JR八王子駅から、「西放射線ユーロ―ド」という道を進んだところでやっているのが、八王子芸妓による宵宮の舞。このエリア、中町にある黒塀通りには、明治時代に全国から集まってきた織物職人を愉しませた花街が今でも残っている。そこで働く芸妓さんの芸をストリートで気軽に愉しめる貴重な機会が、この宵宮の舞なのだ。

ギリギリの時間に会場入りしたので、踊りがみえるポジションは確保できなかったが、鳴り物はばっちりみえる場所を確保できた。唄をうたっていらっしゃる芸妓さんの声の艶っぽいこと。オープニングでは能管を吹いていらっしゃる方がいたが、笛を吹く姿に品がある。そして、(ちょっとしかみえなかったが)踊りもあでやかで惚れ惚れした。「かっぽれ」の動作も、素人がやるのとでは全然違う!

いつかは週末の八王子まつりに来てみたいものだ。