今年5月だっただろうか、飛騨高山を起点に白川郷を旅したのだが、私の旅メモはラーメンの話だけで終わってしまった....
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というわけで、もう少しだけ旅記録をしたいと思う。
高山に行ったのは、もちろん世界遺産の白川郷で合掌造りをみることであった。ここにきて知ったのは、世界遺産になっているのは「白川郷・五箇山の合掌造り集落」ということで、そのエリアは岐阜県と富山県、2県にまたがっているということであった。白川郷には温泉もあることがわかっていたので、はじめは高山を起点に白川郷に宿泊し、自分で高速バスを使って金沢か高岡に抜けてそこから新幹線で帰ろうと思っていた。でも今現在、バスもだいぶ間引き運転をしていて、時刻表通りにバスが運行しているとも限らない。そこで、思い切って高山駅を15時半頃解散するバスツアーに切り替えてみることにした。
参加者人数、なんと3人。コロナ前はインバウンド中心で、日本からの旅行者は少なかったという話だった。ガイドさんがすごく丁寧に色々教えてくださり、心から感謝している。白川郷がよかったのはもちろんなのだが、五箇山の相倉合掌造り集落、すごくひなびた感じがとても良かった。写真スポットとか色々紹介してもらったりして。
五箇山のある南砺市が、平家の落武者が住み着いた場所であり、民謡の宝庫だということは、ガイドさんに話をきかないとわからなかった。地元中学の「南砺市立平中学校」は、民謡好きなら必ず知っているくらい民謡の実力がある中学らしい。私もこきりこ節くらいは知っていたが、麦屋節も南砺市発祥で、無形文化財に指定されているそうな。相倉集落の脇には「民謡の里」というのがあった。お小夜伝説発祥の土地がそのまま民謡紹介の場所になっているらしく、これは行ってみたかった! あとは、「こきりこ唄の館」というのもあったそうだ。9月には城端むぎや祭、五箇山麦屋まつり、こきりこ祭りという、五箇所民謡関連の祭りがあるらしく、いつか行ってみたいな。残念ながら今回は通り過ぎただけなのだが。そして、「お小夜の墓」ということで紹介されたお墓が本当にそうなのか、自信がないっていう....。
白川郷ではいわゆるスタンダードなツアーとなった。まずはご飯を食べて高台から写真撮影。その後街中をぶらぶら。規模の大きさに驚かされたが、印象に残ったのは住み続けてメンテナンスをする大変さだったかもしれない。大型観光地で、人が暮らしていることを無視して観光客が入ってくるなどの弊害を伺うこともできた。この時見学したのは、ガイドさんの強いおすすめ、神田家。一番メジャーな家ではないものの、火薬の原料となる煙硝づくりの場所と、いろりをつけたままにしているところが珍しいのでぜひみるように、とのこと。いや、ガイドさんのおすすめにしたがって本当によかった。おかげさまで満足度の高いツアーを堪能できた。
ちなみに今は、私が参加したコースはもうないみたいだが、菅沼集落に行くツアー+こきりこ踊りをみられる、なんていうのを実施中だ。しかも補助金のおかげてお安いお値段。これもいいな。インバウンドがそんなに入ってこない今こそが、白川郷には行きどきだと思う。
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