ギタリストJoe PassとDjango Reinhardt、不思議な共通点

5月16日は、Django Reinhardtが亡くなった日だ。ミュージシャンがトリビュート演奏でもしてないかな…と思って軽く探してみたら、スウェーデンのギタリスト、ウルフ・ワケニウス Ulf Wakenius が"Tribute to Django Reinhardt and Joe Pass"というタイトルで動画を配信していた。曲は「Lullaby Of The Leaves(木の葉の子守歌)」。
なるほど、「Lullaby Of The Leaves」は、Joe Passのアルバムにも入っている。

Ulf Wakeniusは1999年、Django Reinhardtの息子であるBabikとともに、スウェーデンクラリネット奏者Putte Wickmanのアルバム"Django d'Or"に参加している。それにしても、二人にトリビュートとはどういうことか。共通点を調べてみてわかった。

Django ReinhardtJoe Passは、生まれ月も亡くなった月も一緒だ」ということ。
Django Reinhardtは1月23日生まれで亡くなったのが5月16日、そしてJoe Passは、1月13日に生まれ、5月23日に亡くなっている。Joe Passは、自分のスタイルでギターを追求してきたプレイヤーだが、ジャンゴ・ラインハルトを敬愛していたという。1965年に「For Django」というアルバムをリリースし、その中で多くのジャンゴの曲をカバーしていた。
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ジャケットかわいいな。

では、なぜワケニウスは、この「Lullaby Of The Leaves」で二人にトリビュートしようと思ったのだろうか。演奏を聴いてみたが、とくにジャンゴのフレーズが潜んでいるようには聞こえず、ちょっとわからなかった…まあ、そもそも音楽をささげることがトリビュートだから、そこまで考えることはないのかな。