90年代洋楽が好きな人に響くはず! 清水美依紗の"High Five"

清水美依紗のことは、彼女がデビューする前、TikTokでたまたま見かけていた。名前が「みいしゃ」なので何となくMISIAを思い出しつつも、無理なくいい声を出す人だなぁという印象を持っていた。視聴者のリクエストに「オッケイ」と返事して、そのままいきなり歌い出すスタイル。米国でミュージカルを学んだとかで、そのせいかどうかわからないが歌に反映される英語の発音も美しい。その後だんだんテレビなどで見かけるようになり、ディズニーとのコラボなどもしていたので活躍しているなぁと思っていた。

その彼女がメジャーデビューするということをTikTokで知った。数十秒サビをきいただけで、いい曲だなぁと思った。冒頭部分の音はWhitney Houston の"I Wanna Dance With Somebody"みたいな雰囲気(邦題は「そよかぜの贈り物」だっけ、例が古すぎ?)、そして彼女の歌い方や、音の遊び方はまるでMariah Careyマライア・キャリーの"Emotions"みたいではないか。とくに2'30"のところでそれを感じる。すごく懐かしいけど新しいような、そんな感じ。
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K-POPグループが好きでその中毒性のあるビートと、グループの場合はメンバーが得意な音域をあてがわれて歌うスタイルにすっかりハマって聴いていたが、やっぱり一人の人が色々なニュアンスをつけながら一曲を歌い上げていくスタイルはいいなぁ。何かのCMに使われそうなキャッチーな曲だし、ご本人の爽やかな雰囲気にマッチしたすごくいいデビュー曲だなぁと思った。

インタビュー記事を読んで彼女の軌跡を理解し、しらスタさんの彼女の歌声分析で、素人が思っている以上の実力者であることを再認識した。
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一介の乱聴き派が彼女の成功を見守っていますよ...というわけで、カバー曲で実力を認められた彼女がオリジナル曲を手にして羽ばたいていく姿が嬉しいなぁ。
そういえば先日大掃除でMariahのCDを見つけたので、こっちも聴き直してみよう。