Sur quel pied danser, 仏、2016年、Paul Calori/Kostia Testut監督)
主人公のジュリーは、家賃も払えないまま、なかなか正社員の職に就けないままでいた。安い靴屋で働いていたが、この日も解雇されたばかり。(ちなみに、安い靴のことはla godasseと呼ばれていた、なるほど。)そんな彼女が次に見つけた仕事は、フランスのRomans-sur-Isèreという、「高級靴生産の中心地 la « capitale mondiale de la chaussure de luxe »」といわれる場所での、高級靴の梱包の仕事だった。早朝からのハードワーク、上司は厳しそうな女性…決して条件はよさそうではないが、背に腹は代えられない。そんな職場に、リストラの噂が舞い込んだ。なんでも、「会社の近代化をする」というのだ。中国だって安い値段で似たような靴が作れるぞ、と。さて、どうする? 靴職人の女性たちは、プライドをかけて立ち上がった。