東京島(桐野夏生、著)

東京島 (新潮文庫)

東京島 (新潮文庫)


アメリカのドラマシリーズ、"LOST"のアジア版という感じの小説。女性一人と27人(だっけ?)の男がある島に流される。孤島に女一人となれば、自ずと決まってくるあ、展開のなかで、それぞれの人間にどういう過去があるのか紡ぎだしながら、また、人間のいやなところをむき出しにしながら、サバイバルゲームを展開していく。登場人物一人一人の描き方は秀逸で、あっという間に読み終わる内容。

映画「東京島」公式サイトにもあるように、今年8月末には映画も公開されるみたい。え、あの主人公の女性が木村多江というのは、ちょっときれいすぎでは?とも思うのだが、小説の中身は、映画にうってつけの内容かもしれない。