烏来泰雅(タイヤル)民俗博物館


今や一大観光地といえるウーライは、タイヤル族の里ということで、民族衣装を身に付けた人をけっこう見掛ける。一度台湾の高砂族あるいは原住民と呼ばれる、台湾政府が認めるだけでも14はいる民族の文化をみたみたいと思ってウーライを目指したこともあり、文化を簡単に知ることができる博物館を見つけてこりゃラッキーと入ってみた。


2階建ての展示室には、住居の様子や、狩猟・農耕に使用する道具の数々が飾られていた。一番印象的なのは、織物技術かな。模様と色合いが独特で、魅力的なんだもの。

タイヤル族というのはとても勇敢な民族で「首狩り」の風習があったりする。そして、男子は首狩りを経験してはじめて下あごの刺青を、女子は編み物の技術が高い人のみが頬に刺青を入れることができるそうな。見た目だけで、実力までわかる社会って、生きづらそう…。

館内では、タイヤル族をテーマにしているアーティストの作品も展示されていた。たぶん、ウーライの観光キャンペーンでも採用されているアーティストだと思うが、名前は忘れた。

このお皿には、口琴を奏でるタイヤル族の姿が。

博物館の前では、(たぶんタイヤル族出身の)若手バンドが演奏中だった。ただし、曲は普通のロックというかポップス。歌詞はタイヤル語だったりしたのかしら?