ベルヴィルな話。

うーん、名曲。でも、マヌーシュ・ジャズ好きにとってのBellevilleといえば、これだけではない。

大人のアニメ「ベルヴィル・ランデブー"Les triplettes de belleville"」by シルヴァン・ショメ(Sylvain Chomet)監督。私は5年くらい前？に新宿の映画館で観たのだが、先日、仲間内でかつてUS駐在していた人が、この映画の曲が好きでサントラを持っているときいてびっくり！　この映画、フランス語圏カナダ、ベルギー、フランス合作というバリバリのフランス映画なのに、それをアメリカでみたなんて。

勝手な興奮のなか、私はこの人にかなりアツくマヌーシュ・ジャズのことを語ってしまい、後日「マヌーシュ・ジャズ理解のための基本CD・映画・文献セット」もお渡ししたのであった。「asquitaちゃん、マニアだったんだ…」といわれて、ちょっとやりすぎかな、と我に返ったりして。なお、このセットをお渡ししたお礼として、今はやりらしい「はらドーナツ」http://haradonuts.jp/をいただいたので、結果として押しつけ詐欺みたいになった。申し訳ございません…。

この映画には、アニメで表現されたジョセフィン・ベーカーとかフレッド・アステア、キャブ・キャロウェイ、そしてジャンゴ・ラインハルトも出演している。ジャンゴは史実に忠実に2本指で演奏していたりするのだが、改めて映像をみてみたら、足でコードを押さえながら、本来弾くはずの指でタバコを吸っているじゃないか。いやいや、まさかネ…。