シュミット一族による参加も。ツィガニーたちの音楽祭 Welcome in Tziganie 2013


フランス、スペイン国境あたりのエリアとなるミディ=ピレネー地域圏ジェール県。ここの県庁所在地であるオーシュAuchでは、"Welcome in Tziganie(ようこそツィガニーへ)"という名前のフェスティバルが毎年4月に開かれており、今年で6回目を迎えたらしい。
Festival Welcome In Tziganie, du 19 au 21 avril 2013 à Auch
こちらのフェスも、いわゆるジプシーなりロマの文化に触れるという意味では、World Roma Festivalと似ているとは思うが、こちらのほうがより音楽中心な感じがある。一言にジプシーといってもその音楽の幅は広く、ジャズやクラブっぽいものからTaraf de Haïdouksのようなハンガリー系、Amsterdam Klezmer Bandのようなクレズマー系、ルーマニア系、バルカン系など、さまざまだ。芸風がかぶらないように出演者を選んでいる感がある。
マヌーシュ・ジャズ系を代表しているのは、Tchavolo, Dorado, SamsonというシュミットShmitt一族だ。Tony Gatlif映画はもちろんのこと、Les Fils du Ventにも出演するなど、すっかり有名となった大物一族。チャボロの息子サムソンは、マスタークラスも担当するなど大活躍だ。
Présentation master classe.pdf - Google Drive
肝心の一族の演奏は、きれいな動画は見つからなかったが、これで雰囲気がわかる。ドラドのバイオリンがこの日も素晴らしい!