K-popグループ、MAMAMOOの歌う大好きな曲5選

MAMAMOOという韓国の4人組にハマっている。彼らのデビューは2014年だというが、日本を含む海外での活動を始めたのが2018年頃だそうだ。三年ほど前は、韓国に行く機会が多く、よく音楽のチェックしていたのに、とくに彼らの存在には気が付かなかったな。

私が彼らのことを知ったのは、ここ数カ月のことで、「HIP」という曲だ。歌詞の意味を捉えようという気はまったくなく、踊りがカッコイイなぁというのと、「머리 어깨 무릎 HIP(もり おけ むるp HIP)」という合いの手が面白くて聴いていた。おかげで、頭、肩、膝にあたる韓国語も覚えることができたという一石二鳥感。

ガールズグループがよくやっている、曲の振り付けを一部踊ってどんどん次の人に回していくリレーダンス動画も、メンバーそれぞれがかっこよくて何度も観てしまった。

「HIPって曲とMAMAMOOカッコイイな」で終わるところだったのだが、ひょんなことから別の曲も知ってしまった。ここに最近のお気に入りをメモしておこうと思う。

Yes I am / 나로 말할 것 같으면(2017年6月発売 Purple)

サビの部分がかっこいいだけでなく、ちょっとハモる感じの声のパワーがEn VogueなどのUSの女性ボーカルグループのカッコよさを彷彿とさせる。

자신 있으면 나를 따라 해도 돼 (自信があるなら真似してもいい)
나로 말할 것 같으면 Follow meeeee(ついていらっしゃい)

そして、どうやら歌詞も女性にパワーを与えるような内容になっているみたいだ。メンバーも歌詞づくりに参戦しているからこそ、自分のことのように魂込めて歌えるのではないかしら。

似たようなカッコよさがある曲としては、"You're the Best"がある。この曲は、2016年2月に出たMeltingというフルアルバムに収録されているらしい。あるいは、"Decalcomanie"という曲も、カッコイイ系だね。

Um Oh Ah Yeh (2015年6月 Pink Funky)
この曲の途中に、何らかの台詞を言って「Oh My God!」という部分がある。PVでは、3'15"あたりをご覧いただくと、「언니 이 여자 누구예요?(オンニ、この女はだれなの?)」「여자였어?(女だったの?)」 OH MY GOD! となっているのだが、ライブのたびにアドリブを入れてくるらしい。

Oh My Godのアドリブ集を先にみてしまい、「何の曲だろう」と気になり探し出してみたら、とてもかっこよかった、という次第。

Peppermint Chocolate(2014年6月 HELLO)

K.will、Wheesungとのコラボ曲。MAMAMOOの魅力がさらに引き出されている。デビューした頃の曲だと思うと、その完成度の高さには驚かされるが、レコーディング風景の彼女たちがナチュラルな感じで初々しく好感度が高い。「나 같은 여자 너 같은 남자(な がっとぅん よじゃ な がっとぅん なむじゃ)」くらいなら覚えられるから、口ずさめる。

Waggy(2019年3月 White Wind)
これはちょっと他の曲とは違う魅力の曲だ。ソフトな声で歌いきる、ちょっとボサノヴァなんかを彷彿させるようなやさしい雰囲気だ。「쟤쟤쟤 쟤쟤쟤쟤 쟤가 걔야(ちぇ×7 ちぇがけや) 걔걔걔 걔걔걔걔 걔가 쟤야(け×7 けがちぇや)봄바람 타고서 내 앞에 나타난(ぽむ ぱらん たごっそ ね あっぺ なたなん)~」というのが何度も出てきて、あっという間にハマってしまう。「Je m'baladais sur l'avenue」って「Oh Champs-Elisees」の出だしや、犬や猫の鳴き声なんかも混じってきて、楽しい気持ちになる。今日はずーっとこの曲を聴いていたので、ずっと頭の中に残っている。

ラジオで生歌を披露、これもいい感じ。きれいにハモっているなぁ。

彼らの生みの親は、キム・ドフンという作曲家で、MAMAMOOは彼が初めて手掛けるガールズグループとか。曲づくりに気合いが入っているから、いい曲が多いのかしら。こちらにキム・ドフンのインタビュー記事があったので、あとで読んでみようと思う。
news.kstyle.com

ちなみに「HIP」は最近日本語版も出ているのを見つけた。でも、韓国語だった部分は全歌詞が日本語に訳されて、「もり、おけっ むるp~」のところも「顔、肩、脚…」ですって。ちょっと残念というか興ざめというか。いや、わかる。大人の事情で、たぶん日本のテレビで歌手活動をするには、韓国語の要素をすべて取っ払わないと、視聴者からの外圧もあって出演できないんでしょう。今まで日本でデビューした韓国の歌手たちも、みんな自国でヒットした曲を完全に日本語化していた。でも、英語の部分は残っているわけだし、原曲で印象的だったところは韓国語で残しておいて、三か国語入っていてもいいじゃない、と思ってしまうのだ…。

MAMAMOOの2014年から2019年の代表的な曲はこちらにまとまっている。ぜひきいてみて、お気に入りの1曲を探してみてほしい。