EBS（韓国教育放送公社）のアニメ" '포텐독 （フォテンドク）"というのは、まあとにかくユニークな作品だというのはわかる。なぜなら、こんなサントラをぶっ込んでくるのだから。作詞作曲は、このアニメの監督でもある이달（イダル）。まずはご覧いただきたい。
いやいや登場人物が全員犬のフンを踏んでるじゃないか。ある朝街に仕掛けられた「犬のフンテロ」にひっかかった街の住民たちが、次の日その怒りを歌にして踊っているというシュールな内容らしい。アニメの中のフンはなぜかモザイクがかかっている。無表情で出てくる登場人物は、「朝光を浴びて気持ちよく歩いていたら」「新しい靴で軽やかに歩いていたら」という感じで、踏む前の状況を歌っている。メロディがなんともチープで耳の残る。
原曲は韓国の童謡"아침 먹고 땡"（たぶん、朝ごはんを食べている時、みたいな意味）らしい。まあ犬のフンが出てこないことくらいはわかる。
アニメがけっこう繊細に作られているため、色々な人が踊り動画を公開している。なかでもAstroのメンバーが画角までそっくりに模倣したバージョンは秀逸だった。
歌のタイトルがそのままコーラスみたいになってくるのだが、「똥 밟았네（とーぱるばんね）」というフレーズがたくさん出てきて...いつ使うかわからないが、韓国語の勉強にもなるかもしれない。いや、だめだ、この曲に支配されてしまう。
