The Isley Brothers@Tiny Desk (Home) Concert

アメリカの公共ラジオ放送 NPR(National Public Radio)による「Tiny Desk Concert」が好きで定期的にみているのだが、今日みたら、アイズレー・ブラザーズ The Isley Brothersが出ているではないか! 

この企画、その名のとおり「タイニー・デスク」、つまりNPRオフィス内の片隅のデスクばりに小さなところで、本棚とか色々なものに囲まれながらミュージシャンたちがライブをやる、というものであった。それこそ、メンバーが多いグループが来ちゃった日には、所狭しとミュージシャンが固まって演奏していたものだ。
それこそ、Tower of Powerが出た時なんて、メンバーが密な状態で、ボーカルの人は袖机みたいなところに立って歌っている有様だった。
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でもコロナ禍となり、「stripped-down sets, an intimate setting」つまり削ぎ落とされたシンプルな舞台で親密な雰囲気でのセッティングでライブをする「Tiny Desk (Home) Concert」というのが始まり、米国にいなくても条件にあった配信映像で出演できるようになった、というわけだ。

で、今回のアイズレー。現在は、Ronald IsleyとErnie Isley、兄弟二人のユニットらしいのだが、正直、「あれ、まだ生きて活動しているのか」というのが感想であった。日本語のwikiをみても、情報が「2005年、ロナルド・“ロン”・アイズレーが長年の所得の脱税ほかの罪により逮捕・起訴され、(中略)インディアナ州の連邦矯正施設に収監されたため、グループは事実上の活動停止状態となっていたが、2010年4月13日、ロンが出所。これに伴い、彼は同年5月から出所後初のツアーを行っている。」で終わっているし...。
とはいえ、2010年といえばもう10年以上も前の話。 2014年には「Grammy Lifetime Achievement Award」という賞も受け取っているようだし、2017年にはカルロス・サンタナとコラボアルバム"POWER OF PEACE"をリリースしていたり、活動していたようだ。

"Between the sheets"が冒頭に来たら、(アイズレーのバージョンで聴いたのではないかもしれないが)それだけで感激だ。そして、"For the Love of You"がWhitney Houstonではなく元は彼らの作品であったということも今回初めて知ったのだった。