本日、西九州新幹線（武雄温泉～長崎間）が2022 年 9 月 23 日に開通するというニュースがJR九州より正式発表があった。
本当は、博多〜武雄温泉も新幹線でつながっていると超絶便利なのに、この区間は佐賀県でぷっつりと途絶えているようにみえる。佐賀県には何か意図があるのだろうか。県庁所在地をすっとばして温泉と博多を往復する人々を阻止したいとか！？ この隙間を埋めるために、西九州新幹線「かもめ」と博多～武雄温泉間を走行する在来線特急「リレーかもめ」を武雄温泉駅の同一ホームで乗り換える対面乗換方式で運用するらしい。
西九州新幹線の開通日が明らかとなる前に、先日、博多から嬉野温泉まで弾丸旅行をしてきた。天神にある高速バスターミナルがすごく夢のあるところで、九州全域の大抵の場所はここからアクセスできるようなのだ。福岡空港から天神までのアクセスの良さを考慮すると、場所によっては主要空港から行くよりもこのバスターミナルから行ったほうが楽なのではないか、と思わせる。
www.nishitetsu.jp
「九州号」というのにのると、嬉野温泉まで2時間くらいで行くことができる。乗り換えいらずで到着するんだから、すごく便利だ。あまりにも苦労なく来てしまったのでほぼ写真も撮らなかったのだが、ここで何をやったのか、メモをしておこうと思う。
◆日本酒を買う
嬉野エリアには、日本酒の造り酒屋が複数ある。瀬頭酒造株式会社（「東長」、「白菊」）、五町田酒造（「東一」1922年、隣接する瀬頭酒造から分家して創業）、そして井手酒造（「虎之児」）。でも前者２社は、嬉野市とはいえ温泉街からは離れている。よって、弾丸旅行の中で行くなら温泉街にある井手酒造一択だろう。今年は寅年なので彼らの代表的なお酒「虎之児」を味わうタイミングもいい。
もし日本酒にフォーカスした旅をしたいなら、お隣の鹿島市と併せて訪問する、というのがいいかもしれない。
sakagura-tourism.com
◆豊玉姫神社にお参り
嬉野温泉は「美肌の湯」として有名らしく、そこの神様である豊玉姫のつかいは「白ナマズさま」らしい。つやつやの肌を持った白ナマズの像に水をあげると美肌に恵まれたりするだろうか。あ、でもすでになまずを使った名物料理「モヒンガー」が大好きな時点ですでにナマズ食べてしまっているので、美肌の神には見放されているかも。ちなみに嬉野の人々はなまず様を敬うため、ナマズ料理は食べないそうです。白ナマズさまの左右に、お参り方法を記した看板があるのだが、日本版とインターナショナル版で手順が微妙に違うのはご愛嬌。私は向かって左の立て看板に従ってお参りをした。
◆シーボルトの湯に入る
いきなり渋い温泉街にピンクの屋根の洋風建築があるので、一瞬不安になるけれども、こちらの公衆浴場はちゃんと観光協会が管理している場所だ。もともと1924年（大正13年）にドイツ人の設計で造られた公衆浴場「古湯」があった場所に建て直された場所だったそうだが、名前を公募した結果この名前になったという。もちろん嬉野温泉とドイツ出身のシーボルトにはつながりがあり、シーボルトが江戸参府の途中に通った嬉野温泉について詳しく描写した記録が残っているとか。建物の二階はシーボルトと嬉野の関係を示す資料が展示されているので、お湯をいただいたらぜひ立ち寄ることをおすすめする。
シーボルトの湯は写真を撮り損ねたが、その前にかかる「嬉野橋」の外観が好きでこちらは撮影をした。
…橋を横から撮るべきだったらよね。
◆町をぷらぷら散歩
嬉野橋の周辺にはカフェがあったりするので、このあたりを散策するのも楽しい。一番気になったのは「おひるね諸島」というカフェ。
街を歩いていると、色々なおもしろい看板等を見つけることができて、これがまた楽しい。いつか長期滞在して、有名な豆腐料理を食べながらまったりと過ごしたいなぁ。
