アムトラックAmtrakは、America と 線路等を意味するTrackを合わせた愛称らしいが、要は全米鉄道旅客公社のことであり、アメリカを走る旅客鉄道そのものを指す。今回の旅では、ワインで有名なあのナパヴァレーNapa Valleyにアムトラックで行ってみることにした。
Amtrakのウェブサイトをみると、おすすめ旅程のひとつに「ワイナリー巡り」というのがあり、LAからAmtrakでいくつかのワイナリーを目指せるようになっている。地図をみると、NAPAには路線が通っていないのがちょっと不安になるが、心配はいらない。"Martinez"という駅でAmtrakのバスが私たちを待っていてくれて、NAPAのダウンタウンにあるバスセンターまで送り届けてくれるのだ。所要時間は2時間弱くらいか。
サンフランシスコからアムトラックに乗るには、Salesforce Transit Center の近くにある(中ではない)バス乗り場から最寄りの鉄道駅まで連れていかれることになる。そのバス乗り場から最寄りの駅であるオークランドのEmeryvilleまで30 分かかることを考えると、あらかじめEmeryville に行くほうが効率がいいと思い、今回は出発前日はEmeryvilleに宿泊した。
こちらがEmeryville駅。正直、駅の周辺には何もないのだが、街の中心地はショッピングモールや映画館等が充実しているので、一泊する分には楽しめると思う。
車窓を眺めながらの電車旅は楽しい。地図と車窓を見比べながら自分の位置を確認し、ぼーっと眺めているとあっという間に時間が経過する。"Alfred Zampa Memorial Bridge"とか"Benicia-Martinez Bridge"を特定できただけで感動してしまう。
Martinezという駅に着いたら、すぐに外に待ち受けていたAmtrakバスに乗り換え。迷うことなくNAPAの街中に到着することができた。
なお、実はサンフランシスコ⇆ NAPA Downtownは、Uberで行ってもびっくりすること高い、ということはない。時間を節約したいという方は、Uberで十分だとは思うが、旅気分を味わいたい方にはぜひ、Amtrakの旅を強くお勧めしたいと思う。無駄な時間ほど贅沢なものはないのだから。