[大阪・京都2021-2022]お笑いライブをみるのも大阪らしくてまたいいか@道頓堀

新宿あたりを歩いていると、よくルミネtheよしもとの客引きに遭遇するが入ろうと思ったことはなかった。私でも知るようなお笑い芸人が出演していることもあるし大変惹かれるのだが、こっちは用があって新宿に来ているのだ。いきなりそんな時間が取れるわけない!

ある日、旅行者として道頓堀を歩いていた際に、客引きのお兄さんに声をかけられた。「生でお笑いライブをみていかないか」と。いつもなら素通りするのだが、旅人の私には時間があるしここは大阪、たまにはいいかな?とふと思い、声をかけられるままにお笑いライブをみることになった。くいだおれ人形がいるビルの地下に「ジョイプロジェクト」という会社が運営するZazaというライブスタジオがあった。スタジオは15人も入れば満員になるくらいの広さ。観覧する方にもそれなりの緊張感が強いられる。私が行ったのは「ソロゲート」というイベントで、R-1のようなピン芸人の賞レースに出演する芸人さんたちに、本番と同じ条件でネタを披露する、というものだった。ちゃんと採点表も渡されて、正直なフィードバックも要求される。めったにない機会なので、つい真剣にみて本気でフィードバックを書いてしまった。


この日出演した芸人さんの半分くらいは、別の仕事をしながらお笑い芸人を目指している人だった。そんなアツい出演者ばかりだからみんなに成功してもらいたいのはやまやまだが、やはりお笑いって好き嫌いがはっきり分かれる。つまらない人はどうしていいかわからないくらいつまらない...私とセンスが合わないのだろう。面白い人、あるいは好きだと思える人も何人もいたが、一方で「あれ、どこかでみた芸風だ」と思ってしまう内容だったりすることもまた事実。

先日はM-1が大変盛り上がっていたが、いやぁ、お笑い芸人として活躍する人なんてほんの一握りなんだな、と改めて実感したのであった。出演者の方は、初めてお笑いをみた私のコメントをみてどう思っただろうか。もし付けた点数が厳しすぎたなら本当に申し訳ないと思うが、もし後日何かの媒体を通じて活躍を知ることができたら本当に嬉しい。無責任ながら頑張ってほしいと思った。道頓堀=食べ物だけだと思っていたが、いい過ごし方ができた。