[金沢食い倒れ旅 2022]近江町市場を散策する


年が明けたというのに、まだ昨年の写真の整理もできていない体たらく。まったく新年の気配がないネタだが、ライフログとして記録を残しておこうと思う。というわけで2022年の末に、毎年恒例になってきた金沢旅に行ってきた。まずは近江町市場へ。近江町市場は、藩政時代から約300年、金沢の台所として栄えてきた歴史ある市場なのだが、明らかに旅行者向けスポットでちょっとお値段高めな気はしている。でもそぞろ歩きしているとやっぱり魅力的で、ついつい食べたり飲んだりしたくなる、そんな場所だ。
今回は、以下の場所に立ち寄った。
1. 大松水産業務部
上近江町通りをまっすぐいった場所にある、魚屋の軒先でやっている飲み屋さん。本当は日本酒、しかもお燗で楽しみたいような鮮魚類がスタンディングで気軽に楽しめる。ビールがあまり好きではない私にとっては、飲み物のバリエーションが残念ではあったものの、ここで出してもらった焼き牡蠣とかもう最高だった。香箱蟹もここでちょっとだけトライ。そこら中で売っている香箱蟹、今すぐ食べたいと思う気持ちが止められなかったのだ。

2. 近江町市場飲食街 いっぷく横丁
金沢ご飯のいわばフードコート。ここでは、あまり金沢にきたことがない友人に金沢おでんと地酒を楽しんでもらうために入った。「金沢おでんいっぷくや」では、お出汁のきいた、金沢ならではの食材が入ったおでんを楽しみ、「市場の浜焼き・市場めし七福丸」で(残念ながらお寿司がなかったので)揚げた地だこを、そして「北陸の酒蔵六角」で地酒をオーダー。なにが嬉しいってここで日本酒を頼むと、ちゃんと表面張力いっぱいお酒を注いでくれること。日本酒はやはりこうでないと!!

3. 百万石うどん
なんだか麺類を食べたくて、ここのお店へ。市場関係者も出入りしているさまが嬉しい。うどんやさんだから、当然うどんが名物なのだろうが、予想外に美味だったのがラーメン。お出汁はいしるだしなのかな、ちょっと癖があって、でもあっさりしていて美味しかった。朝8時からやっているので朝ごはんとして食べることもできるし、天ぷらやかまぼこの仕込みに大忙しのお店の人の仕事っぷりを眺めながら食べるのがまた楽しい。

4.近江町コロッケ
ここでは、能登牛コロッケと、カニコロッケを頼んでホテルの部屋で食べた。普段あまりコロッケとか食べないのだが、味がしっかりしていて、しかも揚げたてで美味しかった。海鮮ばかりが注目されがちなこの市場だが、実はお惣菜も楽しめることを記憶したくてここにメモをしておこうと思う。


食べ物ばかり紹介しているが、市場って軒先を眺めているだけでも楽しい。鮮魚市場の加納ガニや香箱ガニにも圧倒されるが、青果市場の方にいくと、加賀野菜のような東京ではなかなか見ない食材もたくさん見かけるし、干し柿が多く並んでいるのも面白い。というわけで、金沢に行ったらまずは市場に行くのがいい。旅行者向けん場所だといわれても、また行っちゃうんだろうな。