ハノイの滞在予定は1日もない中でまず私がやったことは、Walking Tourを予約して歩き回ったこと。「ツアー」というからには、ガイドさんはもう少し案内をしてくれるのかと思ったが、私のところに来たガイドさんは、何の案内もしてくれなかった...単純にホアンキエム湖周辺を1周半ほど散歩し、有名な老舗アイスクリーム屋のKEM TRÀNG TIENに寄っただけで、自発的な解説は何もない。こちらが質問すると、何となく回答を拾ってきてはくれるが、質問しても答えられないことが多すぎる。それでも、私よりは現地のことをよくご存知...というわけで、会話を通じてこのガイドさんから学んだことは、以下のことだった。
「高麗人参は韓国産ではなく、実はベトナムも一大産地である」
あとで調べると、高麗人参はゴックリン(Ngoc Linh)山でとれることなどを知った。
ベトナム高麗人参を世界的ブランドへ | KILALA
「どうやら魚の罠は竹でできており、街のデコレーションにも使われている」
街中に竹かごでできた花を見かけたので、そのことを話題に出したところ、どうやら魚をとるための罠らしい、ということがわかった。でもこのかご、なんという名前なんだろうか。
「ホアンキエム湖は市民の大切な憩いの場である」
確かに、私が行った日はマーケットのブースも出ていたし、アオザイきた女性たちが老いも花束を抱えて若きも大撮影大会を繰り広げていた。
「ベトナムは中国の影響が大きい」
フレンチクオーターを見ていないせいもあるのかもしれないのだが、ハノイの街にはあまりフランスの影響を見て取れなかったので聞いてみたところ、ガイドさんがこのように答えてくれた。確かに、湖畔にある「玉山祠」の中国っぽさは半端ない。中国茶もよく飲まれている様子だった。
「ベトナムコーヒーといえばROBUSTAが定番」
ベトナムでのロブスタ種の生産割合は90%を超すらしい。ただ、正直なところ、アラビカ種に比べると香りなんかが控えめらしい。インスタントコーヒーやアイスコーヒーなんかに用いられることも多いとか。ロブスタ種が一般的だからこそ、コンデンスミルクを入れる飲み方が通常なのかもしれない。
というわけで、五月雨式にハノイで得た情報をここに記録したわけだが、短い滞在で最高に楽しかった場所をこちらに書いておこうとおもう。
1. BRGMart 120 Hàng Trống
有名ホテルのApricot Hotelの2軒隣くらいにあるホテルがこちら。何が尊いって、なんでもある上に、JCBカードが使えることだ。ハノイはクレジットカードが使えるところがほとんどなく、QRコード経由のデビットカードのようなものが普及していた。このサービスは現地に口座がないと使うのが難しく、短期滞在で現金を変えていない私にはなかなか厳しい仕組みであった。そんななか、たまたま入ったこちらのスーパーにJCBマークを見つけ、嬉しかったなぁ。あとで調べると、このスーパーは住友商事と連携を強化しているそうで、そんなことも日本に強いカードに対応していた理由だろうか。
2. ベトナム女性博物館 (Vietnamese Women's Museum)
30Kドンで、ベトナムの女性の衣食住、文化、ベトナム戦争との関わりなどを学ぶことができる。展示に見応えがあるので、2時間くらいは見ておいた方がいいだろう。
3. Cơm Gà Thanh Hiền
たまたま見つけたチキンライス屋さん。海南チキンライスとはタレなどが少し異なるが、とにかく美味しい。FBページを見ると、元々はスープ屋さんなのだろうか。スープを注文している人もたくさん見かけた。あまりにも美味しそうだったのと、地元の人たちでとても賑わっていたので、近くの旅行代理店で10ドルをドンに換金してまで食べたのだが、食べて正解!
ベトナムといえばブンチャーかフォーかそのあたりだと思っていたのだが、まさかチキンライスも美味しいとは。付け合わせの、キクラゲと鶏内臓の佃煮は、初めて食べた美味しさだった。
他にも気になるチキンライス屋を発見したので、いつか行ってみたい。
Kampong Chicken House - 107 Lò Đúc (ハノイ) の口コミ32件 - トリップアドバイザー
Com ga Ba Nga (ホイアン) - レストランの口コミ、写真、電話番号