[金沢食い倒れ旅 2022]味噌ラーメン専門店 麺屋 大河で最高のラーメンを!

いくら食い倒れ旅とはいえ、毎日居酒屋ばかり行くんじゃどうしても飽きるというものだ。そこで、旅の合間にラーメン屋に行くことにした。本当はあっさりした煮干系のラーメンに行きたかったのだが、中心地からちょっと離れた場所にあってアクセスが悪かったりする。寒い上に足元はまだまだ雪が残っており、とてもじゃないが郊外に行く気は起こらない。というわけで、評判がいいけれどもこの日一番に食べたいというわけではなかった味噌ラーメンの専門店に行くことにした。金沢駅から徒歩5分くらいだろうか。素晴らしい立地だ。

11:30くらいにお店に行くと、すでに第一陣が店に入った後と思われたが、それでもすでに10人くらいが待っていた。インバウンドのお客さんもいるところをみると、Trip Advisor でも高い評価が出ているのだろうか。しばらく待っていると、お店の方が席の準備ができる前に、注文を取りに来てくれるのがありがたい。

この仕組みにより、着座するとほどなくラーメンにありつくことができる。急激に血糖値を上げるのを防ぐため、ということで野菜ジュースが出てくる気遣いも嬉しい。


スタンダードらしい味噌らーめんに卵、それにねぎちゃーしゅーご飯をオーダーしたのだが、これがすこぶる美味しい。麺も美味しいし、生姜もいいアクセントになっていて飲めるくらいのちょうどいいお味のスープ。なんだこれ、相当美味しいやないか! お値段もお手頃だし、外で食べるラーメンとしては久々のヒットであった。

金沢といえば、訪問する時期から香箱蟹と海鮮全般のことしか頭になかったが、こんなに美味しいラーメン、なかなか私の地元ではお目にかかれない。次回から、到着したらまずこのラーメン屋さんに行ってしまうかも。残念だったのが、テイクアウト専門で扱っているらしいバナナジュースが、私の行った日は提供されていなかったこと。このバナナジュースを狙って、また行くかな。

そうそう、店のおもてにあった「きまちゃん御用達」が気になって調べたら、石川県のゆるきゃららしい。きまちゃん、そうか君もこのラーメンを推しているんだねぇ。

[金沢食い倒れ旅 2022]近江町市場を散策する


年が明けたというのに、まだ昨年の写真の整理もできていない体たらく。まったく新年の気配がないネタだが、ライフログとして記録を残しておこうと思う。というわけで2022年の末に、毎年恒例になってきた金沢旅に行ってきた。まずは近江町市場へ。近江町市場は、藩政時代から約300年、金沢の台所として栄えてきた歴史ある市場なのだが、明らかに旅行者向けスポットでちょっとお値段高めな気はしている。でもそぞろ歩きしているとやっぱり魅力的で、ついつい食べたり飲んだりしたくなる、そんな場所だ。
今回は、以下の場所に立ち寄った。
1. 大松水産業務部
上近江町通りをまっすぐいった場所にある、魚屋の軒先でやっている飲み屋さん。本当は日本酒、しかもお燗で楽しみたいような鮮魚類がスタンディングで気軽に楽しめる。ビールがあまり好きではない私にとっては、飲み物のバリエーションが残念ではあったものの、ここで出してもらった焼き牡蠣とかもう最高だった。香箱蟹もここでちょっとだけトライ。そこら中で売っている香箱蟹、今すぐ食べたいと思う気持ちが止められなかったのだ。

2. 近江町市場飲食街 いっぷく横丁
金沢ご飯のいわばフードコート。ここでは、あまり金沢にきたことがない友人に金沢おでんと地酒を楽しんでもらうために入った。「金沢おでんいっぷくや」では、お出汁のきいた、金沢ならではの食材が入ったおでんを楽しみ、「市場の浜焼き・市場めし七福丸」で(残念ながらお寿司がなかったので)揚げた地だこを、そして「北陸の酒蔵六角」で地酒をオーダー。なにが嬉しいってここで日本酒を頼むと、ちゃんと表面張力いっぱいお酒を注いでくれること。日本酒はやはりこうでないと!!

3. 百万石うどん
なんだか麺類を食べたくて、ここのお店へ。市場関係者も出入りしているさまが嬉しい。うどんやさんだから、当然うどんが名物なのだろうが、予想外に美味だったのがラーメン。お出汁はいしるだしなのかな、ちょっと癖があって、でもあっさりしていて美味しかった。朝8時からやっているので朝ごはんとして食べることもできるし、天ぷらやかまぼこの仕込みに大忙しのお店の人の仕事っぷりを眺めながら食べるのがまた楽しい。

4.近江町コロッケ
ここでは、能登牛コロッケと、カニコロッケを頼んでホテルの部屋で食べた。普段あまりコロッケとか食べないのだが、味がしっかりしていて、しかも揚げたてで美味しかった。海鮮ばかりが注目されがちなこの市場だが、実はお惣菜も楽しめることを記憶したくてここにメモをしておこうと思う。


食べ物ばかり紹介しているが、市場って軒先を眺めているだけでも楽しい。鮮魚市場の加納ガニや香箱ガニにも圧倒されるが、青果市場の方にいくと、加賀野菜のような東京ではなかなか見ない食材もたくさん見かけるし、干し柿が多く並んでいるのも面白い。というわけで、金沢に行ったらまずは市場に行くのがいい。旅行者向けん場所だといわれても、また行っちゃうんだろうな。

[大阪・京都2021-2022]お笑いライブをみるのも大阪らしくてまたいいか@道頓堀

新宿あたりを歩いていると、よくルミネtheよしもとの客引きに遭遇するが入ろうと思ったことはなかった。私でも知るようなお笑い芸人が出演していることもあるし大変惹かれるのだが、こっちは用があって新宿に来ているのだ。いきなりそんな時間が取れるわけない!

ある日、旅行者として道頓堀を歩いていた際に、客引きのお兄さんに声をかけられた。「生でお笑いライブをみていかないか」と。いつもなら素通りするのだが、旅人の私には時間があるしここは大阪、たまにはいいかな?とふと思い、声をかけられるままにお笑いライブをみることになった。くいだおれ人形がいるビルの地下に「ジョイプロジェクト」という会社が運営するZazaというライブスタジオがあった。スタジオは15人も入れば満員になるくらいの広さ。観覧する方にもそれなりの緊張感が強いられる。私が行ったのは「ソロゲート」というイベントで、R-1のようなピン芸人の賞レースに出演する芸人さんたちに、本番と同じ条件でネタを披露する、というものだった。ちゃんと採点表も渡されて、正直なフィードバックも要求される。めったにない機会なので、つい真剣にみて本気でフィードバックを書いてしまった。


この日出演した芸人さんの半分くらいは、別の仕事をしながらお笑い芸人を目指している人だった。そんなアツい出演者ばかりだからみんなに成功してもらいたいのはやまやまだが、やはりお笑いって好き嫌いがはっきり分かれる。つまらない人はどうしていいかわからないくらいつまらない...私とセンスが合わないのだろう。面白い人、あるいは好きだと思える人も何人もいたが、一方で「あれ、どこかでみた芸風だ」と思ってしまう内容だったりすることもまた事実。

先日はM-1が大変盛り上がっていたが、いやぁ、お笑い芸人として活躍する人なんてほんの一握りなんだな、と改めて実感したのであった。出演者の方は、初めてお笑いをみた私のコメントをみてどう思っただろうか。もし付けた点数が厳しすぎたなら本当に申し訳ないと思うが、もし後日何かの媒体を通じて活躍を知ることができたら本当に嬉しい。無責任ながら頑張ってほしいと思った。道頓堀=食べ物だけだと思っていたが、いい過ごし方ができた。

[大阪・京都2021-2022]あこがれの「みんぱく」へGo!!! その2  音楽コーナーが楽しい

先日、あこがれのみんぱくに行ったところ、楽しすぎてとてもじゃないが全部をみることができず、閉館時間になってしぶしぶこの地を後にした私のメモをこちらに残しておきたい。みんぱくは音楽コーナーも大変充実しており、このコーナーをみながら色々な音楽を試聴するだけで1日過ごせるんじゃないかと思った。こちら、ランダムに気になったものをあげておきたい。

1. 太鼓コーナー

浅草、田原町の宮本卯之助商店にも太鼓博物館があるが、もちろんこちらのみんぱくにも世界中の太鼓が集まっている。「日本の大太鼓」というコーナーがあり、ここで鉄砲光三郎という人のことを知った。河内音頭ってこの人がきっかけで全国区になったんだ! 私は、フロムエーのCMの河内家 菊水丸によって「河内音頭」の存在を知ったが、実はこの方も、デビュー前は鉄砲光三郎の親戚である鉄砲博三郎門下の「生駒一」から河内音頭口説きを学んだらしい。鉄砲一族の影響力すごいな。
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ついでに最近の菊水丸さんの姿も動画サイトで見つけた。この方は、1984年に新聞をもとに自分の意見などを音頭に折り込む「新聞詠み」という一流派を復活された人、ということであった。いい声しているなぁ。
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2. ギターコーナー


ギターコーナーは、ジャンルの紹介とともにさまざまなギターが展示されている。日本のフォークギターやその他大きなムーブメントはもちろん紹介されているし、海外のギター事情に目を向けてみれば大好きなボサノヴァやジプシージャズ(マヌーシュ・ジャズ)も紹介されており、きちんとその記録があることだけで感動した。

一方で、映画「歌追い人Songcatcher」を観て興味は持ったものの、色々と謎が多いアパラチアの音楽のコーナーもあった。

どのバンドが代表的なのかも定かではなかったが、あとで調べてみたら、1920年代にカントリー音楽の発展に特に大きな影響を与えたのが、みんぱくにも展示されていたカーター・ファミリー(The Carter Family)とジミー・ロジャース(Jimmie Rodgers ) らしいのだ。この2バンドがレコーディングを行ったことから、テネシー州ブリストルは「カントリー音楽発祥の地」と呼ばれているとか。詳細はこちらをどうぞ。
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3.ヴィクトル・ツオィ、そして海外で人気を博す韓国系歌手たちの話

ヴィクトル・ツオィは、父親が高麗人、(よく韓国歴史ドラマで百済ペクチェのライバルとして高麗コリョが出てくることを思い出す)母親がウクライナ人で、ロシア生まれのロックボーカリスト。早くして事故死したそうだが今でもロシア語圏で人気だとか。知らなかった....検索したところ、記事を見つけたが、まさか銅像まであるなんて。
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音楽はこんな感じであった。
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今まで興味もないどころか名前も存在も知らなかった人に興味を持たせるとは、みんぱく、なんという恐ろしい場所なのだ。
まだまだ記録しておきたいことは色々あるが、一旦ここでおしまい。

その1についてはこちらからどうぞ!
asquita.hatenablog.jp

ビレリ・ラグレーンも参加。独バイオリニスト、Sandro Royのニューアルバムでは、あの名曲がマヌーシュ・ジャズで!

1994年生まれのSinti系ヴァイオリニスト、ドイツのアウグスブルク出身のサンドロ・ロイSandro Roy。幅広いジャンルを若くして学んだというその才能を武器に、ファーストアルバム"Where I Come From"では、Marcel Löfflerと共演してマヌーシュ・ジャズを演奏するに止まらず、ジョビンの曲からツィゴイネルワイゼンのようなクラシック曲からスタンダードジャズナンバーまで、幅広い曲をカバーしていたのが印象に残っている。そんな彼も20代にしてあの有名なオランダのコンセルトヘボウ室内管弦楽団(Concertgebouw Chamber Orchestra Amsterdam)やバイエルン放送交響楽団(Bayer Philharmonic)、そしてその他もオーケストラとも次々と共演を果たしているそう。成長のスケールが違う。

さて、Sandroが今年2022年9月に出した3枚目のアルバムが "Discovery" だ。

今回も、ドイツのオルガン奏者ジャーメイン・ランツベルガーJermaine Landsberger、やはりドイツで活躍するアゼルバイジャン出身のピアニスト デヴィッド・ガザロフDavid Gazarov、マヌーシュ・ジャズ界隈でもお馴染み英国出身のギタリスト、マーティン・テイラーMartin Taylorそしてみんなが愛してやまないBireli Lagreneビレリ・ラグレーンをゲストに迎えた豪華アルバムとなっている。彼のYouTubeに、このアルバムのダイジェスト動画がアップされているのでぜひご覧いただきたい。自分のバンドであるUnity Bandと演奏する"Can't take my eyes off you"がマヌーシュ・ジャズ風で聞きやすい。あとはジャンゴ・ラインハルトの"Place de Brouckère"のガザロフとの演奏は、むしろマヌーシュ・ジャズ気配が息を潜めて、ヴァイオリンのインプロヴィゼーションも際立ってかっこよくなっている。「ひまわり」「サブリナ」といった映画音楽でヴァイオリンの手腕を魅せつつも、"Bayer Kultur Swing"できっちりオリジナルのマヌーシュ・ジャズまで収録してくるとは。
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ビレリ・ラグレーンとの共演「You are the sunshine of my life 」のマヌーシュ・ジャズアレンジがまたすごくいい。
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天才たちを招いてアルバムを収録するには、コアとなるミュージシャン自身に実力がないと成り立たないと思うが、こんな大物ばかり招いてもなお存在感を出せるサンドロがすごい。こちらもいつか生ライブを堪能してみたいミュージシャンの一人だ。

白金エリアにあるもつ焼き屋が美味しすぎた

地元っ子につれられて、もつ焼き/やきとんやに連れて行ったもらった。その名も「鈴木屋 (スズキヤ)」。商店街の一角にあり、16:30から開店、20:00には閉まってしまうので、4時台から人が並ぶ人気店。平日に行くのは厳しいので週末の17時半頃にいったら、すでに行列ができていた。テイクアウトはもう終了していったみたい。

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やっと自分の番がきたのでお店に入り注文をした。レモンサワーと、今回は初めてなので、おまかせコースを頼むことにした。サイドディッシュとして持つ煮込みと、せんまいキムチ(正式名称忘れた)をオーダー。

もつ煮込みは味噌味ではなくクリアースープで美しい。美味しい! せんまいキムチもいいはごたえ。こんなのを食べながらもつ焼きがくるのを待つ。

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いやぁぁぁどれもこれも美味しかった。レバーはふわふわ、はつ、たん、なんこつ...色々食べてどれも大満足だったのだた、一番よかったのがつくね! ピーマンと一緒に食べたのだがそれはそれは美味しくっておかわりをしてしまった。味も複数種類ある。塩、醤油、たれ...写真を撮り忘れたのだが、次回はこのつくねだけを食べてもいいくらい、最高だった。また食べたくてしょうがない今日この頃。

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デイトセイ@高田馬場

2022年3月にオープンしたというラーメン屋さんに行ってみた。本当はつけ麺が名物らしいのだが、私は普通のラーメンが好きなのでそちらを選択。店名は、小麦にこだわった「泥」並みに漬け汁が濃厚なつけ麺(泥=デイ)と、ラーメンのたまり正油を意味する「正=セイ」が由来なのだから、きっとラーメンも美味しいに違いない。というわけで、最高級小麦粉だというオーストラリア産プライムハード(準強力小麦)を使ったという、レアチャーシュー入りの中華そばを頼んでみた。

これ!

レアチャーシュも名物らしいが、麺の硬さと麺そのものの味がすごくちょうど良くて、美味しくいただいた。スープも色の割には濃すぎずいい感じ。味変も楽しい。

食べている途中でやっぱり卵が欲しくなってしまい、あとで追加料金を払って煮卵を追加。注文の仕方が効率が悪かったな、と我ながら思った。でも美味しかったからよしとしよう。次回来るチャンスがあったら、山椒四川麻辣まぜそばを頼んでみたいな。