ニューカレドニアでマヌーシュ・ジャズ! Gypsy Jazz Festival 2011 (de Nouvelle Calédonie)


ちょっと前に、たまたまThe Rosenberg Trioのツイッターで、「ヌーメアに向かう」とかなんとかそんなつぶやきをみて、前々から気になっていたニューカレドニアでのジプシージャズフェスのことを思い浮かべた。その名も、"Gypsy Jazz Festival 2011"。フェスの正式名称には地名も入っていないようで、ニュースなどになる時には、「ニューカレドニアの(de Nouvelle Calédonie)」ジプシー・ジャズ・フェスティバル2011というようなネーミングをされている模様だ。
2003年に初めて始まって以来、マヌーシュ・ジャズやバルカンブラスなど、多様なジプシー音楽を受け入れて行われてきたそうだ。見たところ、フランスで有名なマヌーシュ・ジャズ・ミュージシャンたちは、飛行機にさえ乗れれば大抵はここのライブを経験しているように見受けられる。このフェスの期間中は、ニュージーランドやオーストラリアなんかからも多くの来客を見込むらしく、この地域の観光産業に大きく貢献しているらしい。
今年は、The Rosenberg Trio以外に、 私が知っているところではAndréas Varady、La Caravane Passe等が出演したらしい。Mister Django and Madame Swingというのも、そのユニット名からして、たぶんマヌーシュ・ジャズなんだろうな。Tuck & Pattiも出演するそうだが、ギターの名手がまさかマヌーシュ・ジャズをこなすのだろうか? 芸風違うような…この空気でどんな音楽を奏でるのか、気になるところだ。
オフィシャルサイトはFBとmyspace内のみで、情報がほとんどないのだが、ライブの千秋楽は、7時間以上に及ぶステージが待ち受けているとか。
2009年のフェスの模様は、いいルポ動画があった。イベントコーディネーターのインタビューも。ここで流れるNuit de Saint-Germain-Des-Présが、トロピカルに聴こえるのは気のせいだろうか。

2010年は、初登場したDavid Reinhardtをフィーチャーしたニュース映像を発見。地元ギタリストとの交流の様子が描かれている。ああSanseverinoにLes Doigts De l'Hommeも出てたのか。いいなぁ。

ところで、なんで敢えてニューカレドニアなんだろう。まさか、ジャンゴが余生を過ごしたSamois-sur-Seineのサモ"ワ"と南太平洋のサモ"ア"Samoaをかけて、同じフランス国内のフランス領ニューカレドニアでジプシー・ジャズを盛り上げちゃおう!ということ…なわけないか。2011年の良い動画のアップを心待ちにしている。